自動車の 運転 をはじめたばかりの頃には運転に関する失敗はだれでもあるものです。
多くは笑い話で済ませるものですが、なかには運転 初心者 として「 あるある 」とうなずけても危険や事故に結びつきやすく、見過ごしてはならない心に留めておいたほうがよいものがあります。それらを中心に紹介します。
これはありがち!運転の初心者のあるあるにひそむ危険
初心運転者でよく経験すること
ときに初心者の車の助手席に乗っていると「おやっ」と気づくことがあります。
たとえばカーブで極端にスピードが落ちてしまうことです。初心運転者にとって急なカーブをうまく曲がる要領が得にくいとよくいわれます。
もちろんしっかり曲がるためには安全なスピードにすることは大事ですが、周囲の交通の流れも危険を回避するうえでたいせつです。車の流れにのりつつじょうずにカーブを曲がるコツとは何でしょうか。
カーブを曲がれない原因のひとつとして速度を落とすタイミングと運転時の視点が近くにありすぎることが原因になっている場合があります。
カーブが近づいたら早めに速度をおとしつつ、カーブを抜ける少し手前で加速します。
さらに近くを見過ぎるとハンドルのふらつき、急ハンドルをきってしまう、ハンドルをきるタイミングが合わないなどの現象が起こりがちになります。
そこで視野をすこし遠くにおき、カーブの先のほうを見るようにしてはどうでしょう。
すこし離れた位置を見つつ周囲も同時にひろく見わたしやすくなります。すると急ハンドルにならずに無理なく少しずつハンドルがきれてスムーズに曲がることができます。
話はかわりますがそれまで順調に進んでいたのに上り坂でスピードが落ちてしまう初心者をみかけます。高速道路ならば後ろについている車が危険を感じることがあります。
上り坂の手前でアクセルのタイミングが遅れ速度維持ができていないことに由来します。
これには道路の形状をつかんで上り下りを意識してアクセルとエンジンブレーキやシフトレバーなどをうまく活用することがもとめられます。
車と親しみ車を知ろう
慣れれば何でもないことが初心者にはなかなかつかめないものです。車の性能や乗車人数によっても車のようすは変わります。
臨機応変に対応する力は初心者の場合にはまだそなわっていないので、周囲があたたかく見守り適切に指示や対処するといいです。
初心者はありがちな失敗を認識して「このことだな。」とか「こうすればよいのか。」と経験から車のうごきを理解していくことがたいせつです。
それには日ごろよく使う道だけでなく、少しずつ新たな道にもチャレンジしていくとよいでしょう。するとさまざまな状況に慣れて落ち着いた運転ができてくるものです。
運転に慣れた人が助手席にいて適切にアドバイスしてもらえるならばなおよいでしょう。
失敗と危険は紙一重
なかには笑って済まされない失敗があります。初心者は慣れていないことが原因となり交通事故を起こしやすい状況を生じやすいことをよく知っておきましょう。
たとえば日が落ちて暗くなりつつあるのに自分の運転する車の無灯火に気づかないまま運転してしまうなどです。
これは見とおしのわるい雨降り時、霧やスモッグが出ているときも同様です。フォグランプやスモールランプなどを利用します。
自分が運転しにくい状況とは周囲の車の運転者にとっても同じ状況だと知ることです。
慣れてくると余裕が出てくるので、周囲の車を客観的にみることができ、対向車や周囲の車への思いやりの気持ちが出てきます。
最後になりましたが運転に少し慣れてきたなという時期が危ないといわれます。
それは一理あり、慣れてくると運転時の集中を欠いて確認を怠ったり手を抜いたり、荒い運転になったりしがちなことを示す言葉といえます。
失敗から学ぶことは多いですが運転せずにペーパードライバーのままでは運転を忘れてしまい上達しにくいといえます。トライ・アンド・エラーが運転上達のかぎといえるでしょう。
失敗の陰に危険がひそんでいることは承知のうえで運転します。
「ひやり」とか「はっと」することは運転をながくしていればだれでも経験するといえますが、ひやりとすることを自分から起こさない運転をこころがけましょう。
初心者の時期を何ごともなく乗り越えられれば、そののちの運転の安全度や失敗はかなり減っていくでしょう。
安全な運転をつづけているといつのまにか運転がじょうずだねといわれることが多くなると思います。
まとめ
これはありがち!運転の初心者のあるあるにひそむ危険
初心運転者でよく経験すること
車と親しみ車を知ろう