東京 は飲食関連でも世界的に最先端の都市です。食へのこだわりが高まったのと同時に器にもこだわる人が増えました。そこで、習い事として人気がでてきたのが 陶芸教室 です。
近代的なイメージが多い東京でも日本の伝統工芸である陶芸を楽しめる教室がたくさんあります。
最先端の東京で日本の伝統が学べる 陶芸教室
体験教室からはじめる陶芸
陶芸に詳しくない人でも焼き物にはさまざまな種類があることは知っています。伊万里焼、信楽焼、備前焼、益子焼など数えきれないほど独特の風合いを持った焼き物が全国各地にあります。
焼き物の種類は「陶器」、「せっ器」、「磁器」の大きく3つにわけられますが、陶芸教室で扱われているのは陶器が多いようです。土の風合いが感じられ、粗い感じの表面が特徴です。
入手できる土や先生にもよりますから、まずは体験教室へ行ってみると、自分がつくりたいと思っているような物が習えるのかどうかがわかります。体験教室はたいていが2時間で、平均3,000円くらいです。
作り方は「手びねり」と「電動ろくろ」の2種類です。粘土を手でのばして成形する「手びねり」より「電動ろくろ」を使う教室のほうが料金が若干高くなることが多いです。
また、基本の形はできていて、好きな模様をくりぬいていく「ランプシェード作り」やお皿や湯のみに絵だけ加える「絵付け体験」も陶芸教室では人気の体験です。
コースを受講する場合は、月謝制で1回のレッスンが2時間ほどです。一般的に材料費が別途必要になります。
手びねりで味のある器をつくる
東京には400以上もの大小さまざまな陶芸教室があります。教室で習える内容はもちろん重要ですが、立地も習い事をするうえでは大切です。家の近くや帰宅途中に寄れる場所だと通いやすく、習い事も持続できます。
陶芸教室は静かな住宅地だけではなく、オフィス街などにもあります。高層ビルが立ち並ぶイメージの東京、その中でも特にゴージャスな印象の銀座にも教室はあります。
「GINZA自遊工房」は銀座駅から徒歩1分という便利な場所にあります。粘土800グラムと焼成代を含んだ2時間ほどの陶芸一日体験は3,240円です。平日は4回、土曜日は午後に2回、日曜祝日は13時からの1回が定期で企画されています。
都合のいい時を選んで予約をするだけです。 粘土が800グラムもありますから、スープカップと箸置きを2セットとか徳利とぐい呑をセットでとか実際に使えるものを作ることができます。焼き上がりには60日ほどかかります。
手びねりでの陶芸をもう少しきちんと知りたいという人には全3回の陶芸短期講座があります。こちらも1回が約2時間で、受講料は10,800円です。
短期講座だと、成形だけはなく色つけなど全般的な陶芸の流れを学ぶことができます。本格的に通う場合は会員になりますから、入会金15,750が必要になります。月謝制で、月2回コースと月4回コースがあります。会員は電動ろくろを習うこともできます。
電動ろくろで陶芸家気分を味わう
一般的には手びねりの技術を習得してから電動ろくろを習いますが、はじめから電動ろくろが習える教室もあります。陶芸といえばろくろを回すイメージですから、体験教室でろくろが使えたらうれしいでしょう。
「ORGANON オルガノン・セラミックスタジオ」はおしゃれなアート空間が人気の北千住にある教室です。開講は金土日曜日の週に3日です。体験コースは手びねりも電動ろくろも材料費と焼成費込みで3,000円です。
約1キロの粘土でいろいろな物がつくれますが、ろくろですからお皿などの平らな形のものはつくれませんし、サイズが大きい物は初心者には難しいと注意書きがあります。
定期的に通う場合は、入会金10,000円で、15,000円の月謝制です。一ヶ月に4回までスタジオが使えて、自分がつくりたい物に合わせて先生が指導をしてくれます。ろくろを使うこともできます。
さまざまな設備がありますから、会員になると手びねりと電動ろくろ以外の成形技法も学ぶことができます。自分がつくった器でする食事は一段とおいしいものです。体験教室でものづくりの楽しさを知ると、陶芸教室に通いたくなるはずです。
まとめ
最先端の東京で日本の伝統が学べる 陶芸教室
体験教室からはじめる陶芸
手びねりで味のある器をつくる
電動ろくろで陶芸家気分を味わう