医薬品を販売する登録販売者の資格は、かなり薬剤師よりも合格しやすいものですので資格を取りたいと考えている方もいるでしょう。登録販売者の試験は都道府県ごとに実施され試験日や合格率が異なります。
では 登録販売者 の試験の 難易度 を 県別 でどのような違いがあるのかについてご紹介します。
登録販売者の試験の難易度は県別でどのような違いがあるのか
登録販売者とは
一般用医薬品などをドラッグストアや薬局などで販売できる専門家が、登録販売者です。薬事法の改正による規制緩和の影響で医薬品の販売を登録販売者ができるようになりました。
それは、ドラッグストアや薬局などの医薬品の販売業界で薬剤師が不足している現状があったためです。
しかしまだ医薬品の販売を実施できる資格者の数としては十分ではありません。そして登録販売者には、客への質の高い応対力などが医薬品の知識だけでなく必要不可欠となっています。
登録販売者の試験とは
登録販売者の試験は、都道府県知事が薬事法の第36条の8の規定に基づいて実施する試験となります。試験内容は、筆記テストで5項目あり全120問を240分間で行ないます。
受験資格としては、医薬品の販売に関する実務上の経験はいりませんし学歴や年齢も問いません。
上述しましたが、現状として登録販売者は不足しており必要とされています。そのために必要な試験合格のための知識を習得している方や店頭での経験を持っている方であれば試験にチャレンジすると合格できる可能性も高くなります。
また試験に合格することで、医薬品販売のプロとして仕事でもキャリアアップにつながります。
県別の合格率では
都道府県の難易度は、どのようになっているのでしょうか。それぞれの県の試験日や合格率は次のようになっています。
試験が8月23日に実施したのは、福井県で39.2%、滋賀県が36.5%で京都府は39.6%、兵庫県が45.7%で和歌山県が40.7%です。
8月25日に実施したのは、鳥取県で30.7%、島根県で30.4%、岡山県は、41.3%で広島県は42.5%、山口県は45.2%となっています。
8月26日に実施したのは、北海道で65.0%、青森県は58.2%、岩手県が66.2%、宮城県は58.8%、秋田県が64.2%、山形県が57.4%、福島県は57.4%となっています。
9月1日に実施されたのは、奈良県で53.5%、富山県は47.9%です。
9月2日は、石川県で48.0%、岐阜県が54.1%、静岡県は57.8%、愛知県は56.7%、三重県は54.4%です。
9月5日には、大阪府で実施され56.3%でした。
9月13日には、埼玉県で40.1%、千葉県で40.6%、東京都は40.6%、神奈川県が44.3%です。
9月27日は、茨城県で44.8%、栃木県は41.4%、群馬県は46.6%、新潟県が39.1%で山梨県は40.5%、長野県が39.8%です。
10月28日の実施は、徳島県で29.9%、香川県は27.5%、愛媛県が22.6%、高知県が26.1%です。
11月29日は、福岡県で実施され41.9%、佐賀県が30.5%、長崎県は36.1%、熊本県が43.4%、大分県は41.7%、宮崎県は34.7%、鹿児島県が37.7%、沖縄県は37.3%です。
登録販売者の試験では、地域ブロック別に比較するとかなり難度に違いがあります。
地方の試験においては
上述しましたが、試験は実施されるのが早い県においては8月に試験があります。合格率を比較しますとかなり都道府県ごとに開きがあり、四国地方は25%前後と低いのですが東北地方や北海道では60%前後と高くなっています。
都道府県ごとに出題される問題が異なるために試験の難易度もかなり違いがあるようです。
具体的には、四国地方の試験の傾向としては、細かい部分をついてくる設問が多く問題文を読み解くところから難易度が高くなっています。かなりしっかりと内容をおさえて把握していないと解くのが難しい問題です。
東北地方や北海道の試験の傾向としては、きちんと基本を押さえて勉強しておけば比較的解答しやすい内容となっています。頻出する内容も比較的多く難易度としては易しめの問題傾向です。
ご自分が受験する地域が、出題傾向がどのようになっているのかをしっかりと把握して試験に臨んでください。
また各都道府県の試験の実施日や日程、受験願書の入手方法や手数料などの納付方法や受験願書を提出する方法などは異なることがありますので、情報をしっかりと確認してください。
まとめ
登録販売者の試験の難易度は県別でどのような違いがあるのか
登録販売者とは
登録販売者の試験とは
県別の合格率では
地方の試験においては