「【これなら失敗しない!】初心者におすすめのテニスラケット(前編)」では、ラケットの面の大きさやラケットの重さ、そしてグリップのサイズから選ぶテニスラケットをご紹介いたしました。後編では、初心者に おすすめ したい テニス ラケット をご紹介いたします。
【これなら失敗しない!】初心者におすすめのテニスラケット(後編)
初心者におすすめしたいテニスラケット
それでは以上のテニスラケットのおすすめをふまえたうえで、テニスラケットのメーカーとして代表的な4つのメーカーのラケットの特徴と、そのメーカーの中でもおすすめのラケットを紹介します。
まず最初に紹介するのは『Wilson(ウィルソン)』です。このメーカーはコントロール性能が高く、身体と一体化して思い描いたとおりにボールを打てるテニスラケットを製作しています。
錦織圭選手やロジャー・フェデラー選手など多くのプロテニス選手が使用しています。
初心者におすすめなのは、BURNシリーズです。中でも【BURN 100 LS】は初心者から上級者まで使いやすいテニスラケットです。20,000円弱で販売している店舗が多いです。
次に『BABOLAT(バボラ)』です。ガット全体が自由に動くウーファー機能を採用しており、スピン重視のテニスをしたい人向けのラケットを出しています。
スピードボールも打つことができ、どんなボールでも飛ばしてくれるのがこのテニスラケットの最大の魅力です。ラファエル・ナダル選手が使用していることで有名なメーカーでもあります。
ただし、その分ラケットのどこに当たればどのようにボールが飛ぶのかがわからなくなるデメリットがあります。とくにボレーで苦労することになりやすいため、初心者の人は注意が必要です。
このメーカーのラケットではアエロシリーズ、ピュアドライブシリーズが特に人気です。中でも【ピュアドライブ107】は初心者向けに作られたテニスラケットなのでおすすめです。こちらも20,000円まではいかない価格設定となっています。
シリコンベースのフレームを採用しており、ボールがラケットに食い込む感触がしっかりとあるラケットを製作しているのが、『HEAD(ヘッド)』というメーカーです。ノバク・ジョコビッチ選手や、アンディ・マレー選手が使用しています。
プロ仕様のやや重めのラケットが多いのですが、【グラフィン XT スピード S】や【グラフィン XT ラジカル S】はそれぞれ285g、280gですので初心者の人にはおすすめのラケットです。販売価格はショップによっては20,000円以上のところもあるので、慎重に販売店を選ぶ必要があります。
海外メーカーが主流となるなかで、日本のメーカー『YONEX(ヨネックス)』も初心者から上級者まで好まれやすいラケットを製作しています。
使用するプロ選手では、スタン・ワウリンカ選手があげられます。卵型(ISOMETRIC形状)の長方形に近いかたちをしており、スイートスポットが他のメーカーとくらべて広いのが特徴です。それを気に入り、長く使用するプレーヤーも少なくありません。
このメーカーの中で圧倒的人気を誇っている【VCORE Si Speed】は初心者にもおすすめできるテニスラケットです。価格も他のメーカーに比べると安価で、15,000円を切る販売店が多いです。
テニスラケット選びで一番してはいけないこと
テニスラケットを作っているメーカーは数多く存在します。そしていずれのメーカーも初心者に自分のメーカーを使用してもらおうと、初心者におすすめしたいラケットをこぞって製作しています。
「一体どのテニスラケットが使いやすく、おすすめのテニスラケットなのか」と困っている初心者が多いのは、そのためです。こうした状況になっているのも、多くのテニスプレーヤーが一度そのメーカーを気に入ると、同じメーカーを使いつづけるからです。
ただここで初心者の人がもっともしてはいけないのは、どのラケットがいいか決まらないので、自分に適したそれが見つかるまで無銘のメーカーのラケットでプレーする、というものです。無銘のメーカーのテニスラケットのクオリティは、やはり有名メーカーのものと比べると劣ります。
そうしたラケットを使いつづけると、どうしても誤ったフォームが身についてしまいます。いつまでも上達することができません。そうなれば有名メーカーのラケットに手が出せず、ずっとその無銘ラケットを使用するという悪循環にも陥ってしまいます。
なるべく早い段階で自分に適したラケットを見つけられるように、上記を参考にしながらコーチや周りの意見を聞きつつ、スポーツ用品店で選ぶことをおすすめします。
まとめ
【これなら失敗しない!】初心者におすすめのテニスラケット(後編)
初心者におすすめしたいテニスラケット
テニスラケット選びで一番してはいけないこと