テニス の ボール は、見た目からはどれを選んでも大差ないように思えますが、実は似たような価格帯のものでも製品によって柔らかさや耐久性などの特性が大きく異なります。
主なメーカー品の特性やおすすめの用途を 比較 してまとめました。ボール選びの参考にご活用ください。
テニスはボール選びが重要!製品比較と用途別のおすすめ
硬式テニスボールの種類
硬式テニスボールは、「プレッシャーボール」と「ノンプレッシャーボール」の2種類に大別されます。
プレッシャーボールは握った感覚が硬いテニスボールです。硬さがあるためよく弾んで打球感が良いのが特長です。
しかし耐久性が低く、早いものでは1週間足らずでパフォーマンスが落ちてくるような製品もあります。
試合で使われるのはプレッシャーボールなので、テニスボールといえばこのプレッシャーボールを指すことが多いです。
一方ノンプレッシャーボールは柔らかめのボールで、耐久性に優れ、コストも低いです。
打球感やボールスピードなどにこだわらず、趣味でテニスを楽しむなら安価なノンプレッシャーボールでも十分です。コスパがいいので、初心者の方の練習用としてもおすすめです。
この2種類のほかにも、ボールの弾み方が小さい子ども用や少し大きめで打球のスピードが遅くなる初心者用などもありますので、用途によって選びましょう。
試合を意識した練習に使いたいのは?
ボールを使うスポーツはどれもボールの質や特性によってプレーのしやすさにも影響が及びますが、テニスボールの場合も同じです。
そのため、試合を意識した練習をする時には試合で使うボールに近いボールで練習する必要があります。
試合によってはボールが指定されている場合もありますが、メーカーや商品名までは統一されていない場合もあります。
試合で使われるのは主に質の高いプレッシャーボールがほとんどなので、高品質なプレッシャーボールの感覚に慣れておきましょう。
試合の公認球になることも多い品質の高いボールとしては、フォート(ダンロップ)が有名です。
ほかにXT-8(ブリヂストン)やATP(ヘッド)なども試合を意識したプレーヤーな人気があります。
その名の通りATPツアーで使用される世界基準のボールなので、品質は非常に高いですがボールスピードが速くなるので中級~上級者向けのボールです。
普段の練習では?
高品質なボールは価格が高く、しかもプレッシャーボールなので感覚としては使い捨てです。
強豪校や本気度の高いサークルなどでは普段の練習用から先に書いた質の高いボールを使用していますが、単価が200円以上してくると、使い続ける費用もかなりのものになってしまいます。
普段の練習用としては、単価100円台のコスパ重視のボールを使用している方も多いですし、練習用だからといって極端に質が低いものばかりでもありません。
ダンロップの「 セントジェームズ」は練習用として定番で人気もあります。多くの人が選んでいるだけあって打球感も悪くないという評価が多いです。
こちらよりも価格は上がりますが、ボールスピードが速く耐久性も高いものにヘッドの「PRO」があります。こちらは練習用としては最高クラスのボールという位置づけです。
ブリヂストンのNX1なども同様に人気がありますが、打球感に個人差があり、評価の分かれるボールです。
また、安さで選ぶなら、ウィルソンのボーナスパックなど、大量購入を使えば単価100円を切る製品もあります。
ノンプレッシャーボールは良くないの?
プレッシャーボールに比べてノンプレッシャーボールの打球感が劣るというのは過去の話で、今はノンプレッシャーボールの質も高くなってきています。趣味のテニスや、ボールをたくさん使う練習をする時などに活用できます。
また、プレッシャーボールよりノンプレッシャーボールを選ぶ方が適している場合もあります。
たまに趣味で遊ぶという方や、テニスをする頻度が月に1回くらいであまり頻繁にテニスをしない場合はボールの寿命が長いノンプレッシャーボールがおすすめなのです。
その理由は、プレッシャーボールは開封した時点でケースに空気が入るので未使用のボールも劣化が始まってしまうからです。
テニスボールにはさまざまな種類があります。用途や目的だけでなく相性もありますので、いろいろ試してみましょう。
まとめ
テニスはボール選びが重要!製品比較と用途別のおすすめ
硬式テニスボールの種類
試合を意識した練習に使いたいのは?
普段の練習では?
ノンプレッシャーボールは良くないの?