卓球 は専用の用具としてラケットを使用します。しかもそのラケットは多くの場合、片面もしくは表裏両面をゴム製の材質の平面の ラバー で覆います。
しかしラバーは競技に使用することで表面が傷み、経時的にも劣化し 寿命 を迎えます。ゴムの特性上やむおえない性質です。
ここが知りたい|卓球ラバーの経時劣化と寿命
卓球ラバーとは
卓球競技で使用するゴム製のラバーの摩擦力や反発力を利用して、さまざまな回転やスピードが得られます。球種に変化を与えることができます。
競技者はその教義スタイルに合わせてラケットを選ぶように、ラバーについても自分の求めるラバーを選びます。
ラバーには表ソフト、裏ソフトと大きくわけて2種類あり、その表面にある凸凹面を表面に出すか否かで分類されています。表裏いずれにするかで性能が異なるとともにラバーの寿命がちがってきます。
表ソフトの場合には、表面のイボの高さで反発力や相手の球の回転を止める働きなどが変わってきます。つまりラバーの形状の違いがレシーブや自打球の性質と密接に関連があります。
相手がどんなにドライブやカットで球に回転を与えたとしてもイボ高のラバーを使うことで難なく打ちかえせます。回転を受け止める力がラバーそれ自体にあることを物語っています。
しかし使っているうちに打ち返そうとしてネットに当たってしまう、場合によってはアウトしてしまう状態になることがあります。
これはラバーの変化による寿命のおそれがあります。この場合にはラバーを新品に変えてみます。
ラバーとスポンジ
ラバーはゴムの部分とスポンジの部分からなります。いずれも反発力や回転をかけられる性能はこの両者の性質の違いでわけることができます。
一般的にはスポンジの部分の厚さが大きくなると回転力を上げることができます。
しかし裏ソフトの場合には、スポンジだけでなくラバーの表面であるゴムが摩耗してくるとその回転力を十分ボールに与えることが困難になってきます。
これでは思うとおりの回転をつけることができなくなります。
ラバーの寿命
したがって劣化する前にラバーを交換することになります。ラバー交換の目安はどのくらい競技に用いたかで異なり一概にはいえません。
ただし保存状態がよく手入れなどをしっかりやれば若干長持ちさせることができます。
逆にラバーのメンテナンスを怠り、手入れしないでいるとラバーの劣化が進みます。とくに日の当たる場所に置く、皮脂、汗、油や水がついたままで放置するとゴムの劣化は早まります。
また保管法が悪くラバー表面が物理的にこすれることもよくありません。
汚れをおとすには専用のラバークリーナーをひと吹きし、スポンジでさっとひと拭きします。あまり拭きすぎるのも禁物です。そのあと保護シートを貼っておきます。
物理的に卓球台などにラバー表面をぶつけてしまうとやはり劣化が早まります。小さな傷でもその時点で使えなくなることがあります。
ラバーの性能を長く発揮させたい場合には、毎日競技が済んだらメンテナンスをまめに行うことで寿命をのばすことがある程度できます。
しかしかならず予備のラバー、接着剤、カッターなどはつねに確保しておき、いざというときのために困らないように準備します。
ラバーの保存
ラバーの性能を生かすうえでラケットは専用のラケットケースに入れたうえで、かばんに入れて持ち歩くようにします。
ラバー表面がかばんの内部で擦れてしまわないように、保護シートともに表面に板をあてるようにして固定できるようにするとよいです。
かばんの中は湿度を帯びやすいのでシリカゲルなどの乾燥剤を入れてて、ラケットを一定の状態に保つようにしておくとよいでしょう。
温度変化にラバーは敏感に反応します。したがって競技会場には早めについて練習などでラケットの調子をみておくとよいでしょう。
そして競技中はラバーの表面に注意をはらい、自分の目的の球種が確実に出せるようにします。
まとめ
ここが知りたい|卓球ラバーの経時劣化と寿命
卓球ラバーとは
ラバーとスポンジ
ラバーの寿命