スペイン語 には かわいい という意味を持つ 単語 が多くあります。実際の使い方はほぼ決まっていて、人や物に対して使ったり、子供だけに使ったりと対象物により変化します。
また、意味合いも微妙に違っていて、美しい物に対する心根が単語の数に反映されています。今回は使い方を紹介します。
スペイン語の「かわいい」は豊富!単語の使い方の紹介
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子供に使う「かわいい」という意味のスペイン語
子供に使う時の「かわいい」はまず、”Bonita/Bonito”があげられます。
女の子にはBonita(ボニータ)、男のにはBonito(ボニート)と語尾が変化するのがスペイン語の特徴です。
以後、前半が女に、後半が男に使う単語として表記します。ちなみに物でも女性名詞と男性名詞というように男女の区別があります。
このボニータはかわいらしいという意味が代表的ですが、きれいやすてきなという意味も含まれています。
”Que bonita florl ”(きれいなお花だわ!)と物に対しても使用しますが、成人女性にはかわいくても使うことはしません。ただ、外見ではなく性格が可愛らしいというニュアンスで話すことはあります。
”Mona/Mono”(モナ/モノ)は人形の意味がありますが、そこから転じて人形のようにかわいいという表現方法になっています。こちらも、子供に対して使いたい単語でしょう。
また、赤ちゃんの純粋なそして無垢なかわいらしさを表すのが”Tierna/Tierno”(ティエルナ/ティエルノ)です。
日本人でも耳に残る印象から、小さい物へのかわいらしさの愛情が伝わってくる単語ではないでしょうか。
内的な面と外的な要因で「かわいい」の表現が決まる単語
スペイン語は内的な面と外的な要因のかわいらしさや美しさを切り分けて表現することもあります。
褒め言葉としての”Guapa/Guapo”(グアパ/グアポ)は女性と男性に使用します。
女性にはかわいいや美しさに対しての意味合いがあります。男性に対してはハンサムやかっこいいといったように男女間でニュアンスが変化します。”
Eres guapa” は「美人ですね」と女性に声を掛ける言葉ですが、いい子だねという感覚もあるそうです。
”Linda/Lindo”(リンダ/リンド)は外見だけでなく内面も入れて使用します。こちらは女性や男性だけでなく、子供も物に対しても表現します。
”Bella/Bello”(ベラ/ベロ)はラブリーだったり美しかったりする場合に使います。
内面も美貌も両方備わっている場合に使用する単語で、物に対しては芸術的な美しさを表現するときに使います。
神聖な意味を持ちあわせるスペイン語の単語
日本語では神聖な意味をもつ単語はそうそうありませんが、スペイン語ではかわいらしさを神聖な意味で伝える単語があります。
”Divina/Divino”(ディビナ/ディビノ)という単語が神聖かつ尊い意味合いを含めたかわいらしさと美しさを表しています。赤ちゃんから大人まで使用できる単語です。
神様とかわいらしさが競合するような文化がスペインにあるのでしょう。日本にはない表現方法に驚かされる方も多いのではないでしょうか。
実際の使い方は”Tu eres divina”となり、「とても素敵ですね」の最上級の褒め言葉として使用します。
神がかっている様子を表現するようなニュアンスがあるのでしょうか。褒め言葉の多さにスペインの文化が詰まっています。
口語で使用する「かわいい」という意味の言葉
文章ではなく、普段使う口語として「かわいい」という意味の単語がスペイン語にはあります。
地方や南米などスペイン語を使用する国によって違いはあるかもしれませんが、本場では”Chula/Chulo”(チュラ/チュロ)という表現をします。
原文での翻訳では涼しいとなりますが、普段、口にする時にかわいいやすてきなという意味を持たさせて話します。
単語の響きもかわいらしくスペイン語がわからなくても通じるような単語で、共感が持てる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
いろいろな「かわいい」の単語があるスペイン語がとてもすてきに思える言葉です。
まとめ
スペイン語の「かわいい」は豊富!単語の使い方の紹介
子供に使う「かわいい」という意味のスペイン語
内的な面と外的な要因で「かわいい」の表現が決まる単語
神聖な意味を持ちあわせるスペイン語の単語
口語で使用する「かわいい」という意味の言葉