スケートボードの板の部分であるデッキは、スケートボードの顔ともいえるメインのパーツです。かっこいいデッキのスケボーなら、続けるモチベーションもアップします。
スケートボード をはじめてみたい方にむけて、 デッキ 選びを楽しむための情報をご紹介します。
スケートボードの顔!デッキ選びの基本
ボードの顔!デッキの基本構造
デッキとはスケートボードの板の部分です。7から9枚程度の木の板がプレスされたベニヤ板でできています。デッキには前後左右に反りの加工が入っています。デッキの前側を「ノーズ」といいます。また、デッキの後ろ側を「テール」と呼びます。
テールとノーズについている反りは「キック」と呼ばれ、左右サイドについているゆるやかな反りは「コンケーブ」と呼ばれています。
なぜこのような反りがついているのでしょうか。キックはオーリーと呼ばれるジャンプ技をするためにあります。また、コンケーブは反っている部分に足を引っ掛けて、デッキを縦に一回転させる技をするためにあります。
キックとコンケーブの反りの強さはデッキによって異なります。反りが強いほうがよいか、強いほうがよいかは乗る人それぞれです。まずは直感で選び、何度かデッキを乗り換えるうちに好みの反り具合を探していきましょう。
キッズ、女性にはこのサイズ
デッキのサイズはデッキの幅でわけられています。販売されているサイズはほとんどが7.5インチから8.25インチのサイズです。幅が広くなるほど、大きく重くなります。体格の小さい女性やキッズは細めのタイプを使ったほうが乗りやすいことが多いです。
具体的には7.5インチ前後の幅がよく選ばれています。細身のデッキになるほどボードが小さくなり、質量が減ります。そのため幅の狭いボードは、フリップトリックなどの板を回転させる技が決めやすくなります。
幅の広いボードは安定感があるため、技よりも滑りを重視したい方におすすめです。スケートボードと一緒にジャンプする「オーリー」や、ノーズを振って前進する「チクタク」は、幅が広いほうがやりやすくなります。
直感で選ぶグラフィック
デッキの裏面には「グラフィック」と呼ばれる大胆な絵柄やロゴが描かれています。大胆なグラフィックのデッキは、ストリートでも目を引くアイテムです。上達してさまざまなトリックを決めるほど、グラフィックはどんどん削れていきます。
お気に入りの絵柄が削れてしまうのはもったいないと、感じるかもしれません。しかしグラフィックの削れ具合は、スケートボーダーがボードと過ごした時間の記録です。
「新品のピカピカよりも、使い古したボードのほうがかっこいい」という、一見不思議な価値観がスケートボードの世界にはあります。かっこいいグラフィックのボードをゲットしたら、どんどん練習して味のあるボードにしていきましょう。
テイストもいろいろ
デッキのグラフィックは、ブランドによってさまざまなテイストをもっています。
「トイマシーン」は、毒のある怪物風のキャラクターが魅力的ブランドです。一つ目やバッファローのような角がついたキャラクターは単純なかわいさだけにおさまらない不思議な魅力を持っています。
定番感のあるデザインといえば「サンタクルーズ」がおすすめです。手の平に叫ぶ口がついた「スクリーミングハンド」など、グラフィックデザイナーのジム・フィリップスが生み出すグラフィックは、強烈なインパクトを残します。
滑り止めのデッキテープは必須
デッキの表面はツルツルしており、そのままでは滑ってしまい危険です。滑り止めのために、デッキの上面にはデッキテープと呼ばれる滑り止めのテープを貼ります。
蛍光色や模様付きなど、さまざまな種類のテープが販売されています。多くのスケーターは、足のポジションを判別しやすい黒のデッキテープを選んでいます。
デッキテープは別売りの場合もありますので、デッキを買うときは確認しましょう。デッキテープは消耗品です。使っているうちにすり減ってツルツルになってきます。目の荒さや素材感がブランドによって異なります。
スケボーショップで交換してもらうことができますので、交換の際にいろいろなブランドのテープを張り替えてみてもよいでしょう。
まとめ
スケートボードの顔!デッキ選びの基本
ボードの顔!デッキの基本構造
キッズ、女性にはこのサイズ
直感で選ぶグラフィック
テイストもいろいろ
滑り止めのデッキテープは必須