スケートボード には、フリップをはじめいろいろな技がありますが、その技の習得に大きく関わるのがデッキ選びです。デッキの形状が重要なのですが、各 ブランド の個性あふれるグラフィックもスケーターのモチベーションを上げます。
知っておきたいスケートボードのトップブランド
本場アメリカのブランド
スケートボードはアメリカが発祥の地です。アメリカのどこなのかという説はさまざまですが、各地に有名ブランドがたくさんあります。
「GIRL(ガール)」は1993年設立のスケートボード界のビッグネームです。デッキだけでなく、アパレルやシューズまで幅広く展開しています。ショップに行けば、必ず置いてあるブランドでしょう。
映画監督のスパイク・ジョーンズが設立者の1人で、彼が制作する質の高いスケートビデオも人気です。デッキはキックとコンケープともに強めの独特な乗り心地です。ロゴも女子トイレのマークという独創性です。
そして、GIRL設立の一年後に姉妹ブランドとして発足したのが「Chocolate(チョコレート)」です。エッジの効いたグラフィックは姉妹ブランドのGIRLとはまた違ったスタイリッシュな雰囲気があります。
そして、スケートボード界の老舗ブランドであるのが「Santa Cruz」です。その名の通り、カリフォルニア州のサンタクルーズで設立されました。1973年の創業以来、トップスケーターだけでなく、ミュージシャンなどの有名人からも支持されています。
キックが強めで、滑りにいろいろな技を取り入れたいスケーターに人気です。アメリカには数多くの人気ブランドがありますが、ビギナーから上級者まで幅広い層に支持されているのが1989年設立の「REAL(リアル)」です。
乗りやすさを追求しているため、キックもコンケープも平均的で、特にビギナーにすすめられるブランドです。
同じくDeluxe Distribution傘下の「Anti Hero(アンチヒーロー)」は鷹が印象的なロゴのサンフランシスコ拠点のブランドですが、こちらは大型デッキがメインです。
ヨーロッパ発祥のブランド
ヨーロッパにもおしゃれなスケートボードの有名ブランドがあります。ロンドン生れの「PALACE(パレス)」は有名アーティストがデッキのグラフィックを手がけたりしていて、独特の世界観を生み出しています。
また、トップブランドの一つ「Flip(フリップ)」も1994年にアメリカに本拠地を移しましたが、イギリス生まれのブランドです。名前になっているようにフリップ系の技をしやすいデッキが特徴です。
グラフィックはアメリカントラディショナルやコミックが多いですが、ヨーロッパの雰囲気はアメリカに拠点を移した後でも残っています。そして、おしゃれと聞いて、まず思い浮かべるのがフランスでしょう。
フランスのスケートボードブランドもあります。「Cliche(クリーシェ)」です。洗練されたグラフィックが人気です。主にヨーロッパのスケーターをサポートしていますが、日本人トップスケーターの池田幸太もスポンサーを受けていることで有名です。
「Magenta Skateboards(マジェンタ スケートボード)」は2010年設立の比較的新しいブランドですが、フランスを拠点にしています。
そのほかに、オランダの「Tired(タイレッド)」やスウェーデンの「POLAR SKATE CO.(ポーラースケートボード)」などがあります。
日本のスケートボードブランド
日本にもスケートボードブランドがあります。日本でのスケートボードシーンを盛り上げたい、日本人スケーターの体格を考慮したデッキを作りたいという目標で2007年に設立された「Lesque(レスケ)」です。
レスケはEndless Questionというフレーズから文字を抜き出して生まれた造語です。ウィンターコレクションやスプリングコレクションなど季節にちなんだデッキが印象的です。キャップやTシャツなどのアパレルやDVDの販売もあります。
まとめ
知っておきたいスケートボードのトップブランド
本場アメリカのブランド
ヨーロッパ発祥のブランド
日本のスケートボードブランド