テニスといえば硬式の方を思い浮かべる人が多いですが、硬式テニスをやっている人の中にも幼い頃はソフトテニスをやっていたという人が意外と多いものです。
ソフトテニス の ラケット もいくつかメーカーの種類があるので、今回はそれぞれのメーカーの特徴とレベルに合った 選び方 を紹介します。
一番わかるソフトテニスラケットの自分に合った選び方(前編)
ラケットの特徴
ソフトテニスのラケットは硬式テニスのラケットとは大きく違う部分があります。それはダブルスを組んだ時に前衛用と後衛用のラケットが明確にわけられていることです。
もちろん例外もあり、オールラウンド用として位置づけられているものもありますが基本的には前衛用、後衛用でわけられています。
これに対し硬式テニスでは前衛用、後衛用といった区別はほとんどありません。
これは硬式テニスがどちらかといえばシングルス主流であり、シングルスは一人で前衛、後衛ともに行うため分ける必要があまりないからです。
ソフトテニスはシングルスよりもダブルスが主流で、ダブルスを行う人は集中してそのポジションを行うため、ラケットもポジションに合わせて専門に特化したものが作られています。
ポジション別ラケットの特徴
ここではポジション別にラケットの特徴を紹介します。
まず、前衛用のラケットについてですが、これは名前の最後に「V」と付くものが多いです。これは前衛が主に行うプレーの「Volley」の頭文字です。
ラケットの特徴としては、後衛用に比べて比較的面が大きくラケットのフレームが太めに作られていることです。
前衛はボールとの距離が近く威力のあるボールを処理することが多いため、そのようなボールが来た時に威力に押されず安定して処理ができるようにこのような構造になっています。
ラケットのグリップについてはフレームと同じくプレーの安定性を上げる観点から太めに作られており力を入れやすくなっています。
ラケットの重心は手元に来るような構造になっています。これは前衛が細かいボールの処理をすることも多いので、手首を使ってラケットを扱いやすくするための構造です。
次に、後衛用のラケットについてですが、構造的には前衛用とは逆の作りになります。
後衛用のラケットは名前の最後に「S」と付くものが多いです。これは後衛の主なプレーである「Stroke」の頭文字です。
ラケットの特徴としては比較的面は小さくフレームは細目に作られています。後衛のプレーはコート全体を広く使い、奥までボールを運ぶ必要があります。
この時スイートスポットと呼ばれる面の芯に当てることで飛距離やボールの威力が上がりますが、面が小さいほどスイートスポットに当てたときのボールの威力が上がるので面は小さくなっています。
グリップは前衛用に比べて細く、重心はラケットの先端にあります。
後衛は前衛よりもラケットを振り抜くプレーがほとんどなので、振り抜きやすくするために重心は先端になるように作られています。
まとめ
一番わかるソフトテニスラケットの自分に合った選び方(前編)
ラケットの特徴
ポジション別ラケットの特徴