習字 に必要なアイテムに 下敷き があります。下敷きにはどのような役割があるのか知っていますか?
書道は日本古来からある芸術でもあります、長年培われてきたからこその書道アイテムです。
今回は下敷きの意味を初心者でも参考にできるように詳しく説明します。
習字の下敷きの意味とは?毛筆検定2級の人に聞いてみた!
下敷きの意味とは何?
習字の下敷きは当たり前のように小学校で習い始めるときに購入しますが、その役割について深く考えたことはありますか?
素人が想像すると、おそらく、筆についた墨が書道の紙を通り越して、下に墨が移ってしまうからではないかという結論になるのではないでしょうか。
毛筆検定で2級を取り、全国大会で賞を取った書道経験の方に話を伺ったところ、素人ではわからない理由を教えてくれました。
ひとつは、書道の紙を固定する役割があります。文鎮(ぶんちん)で上から書道の紙を押さえる役割を果たす役割があります。意外性のある返答でしたが、良く聞くと納得の理由がありました。
もうひとつはゆっくり書くと墨が習字の紙ににじんでしまって、直線部分ががだがたな線になるために下敷きを敷くと字が描きやすいとのことです。
感覚的な部分ですが、字が描きやすいという理由も「なるほど!」と思わせせるような要因がありました。
そして、下敷きは字を書く目安になることが重要な役割を果たしています。下敷きの種類によって違う理由もありますが参考にしてみてください。
下敷きの素材でわかる!書道の紙を押さえること
下敷きの素材はフェルト素材でできているものが多くあります。
フェルト素材は小さい毛羽があるために、和紙でできている書道用の紙の毛羽と触れ合うと、紙が滑ることがありません。滑り止めがついている下敷きが売られていますが、元々滑らないようになっているのが習字の下敷きということです。
滑り止め機能がある下敷きは更に滑りにくくなるのでしょう。
大きな書道用の紙、例えば半切(長細い大きな紙です)などでは床で書くことも多いので、床との接地面でのズレがないことが重要になります。
字が描きやすいという納得の理由
習字では下敷きがあると余分な墨を吸収しつつ、滑りながら書く部分がとてもやりやすくなるとのことです。
新聞紙を下に敷いたとしても同様ではないかと思われますが、筆についた余分な墨が下の新聞紙につくと、次回書くときに凹凸ができてしまって筆先が引っ掛かってしまい書きにくくなります。
もちろん、下敷きでも同様に何度も使用して墨がこびりつくと描きにくくなってしまいます。技術的に高度ですが、程よく筆に墨を吸収させて書くことが大切です。
もちろん、下敷きが描きやすさに大きく影響を与えています。
白い下敷きの役割は大事なことだった!
黒い下敷きを初めによういすることが多いようですが、白い下敷きはとても便利で必須アイテムのひとつです。
白い下敷きは縦の線や横の線、十字線などが引いてあるものですが、主に大きな作品を書くときに使います。
大きな字はバランスを取るのが難しいために、目印になる線や十字があると均等に字を割振れて、綺麗に書くことができます。
練習の時は下敷きの線に合わせて先生の書いてくれたお手本を折り、それを見ながら真似するように書くと良いとのことでした。書道の受賞歴があるような上手な方に伺うと、思いもよらない細かい理由があり、下敷きの重要性がよく理解できます。
書道の習い始めの方や学校の習字などでも参考にできる内容ですので、是非、試しにやってみてください。
まとめ
習字の下敷きの意味とは?毛筆検定2級の人に聞いてみた!
下敷きの意味とは何?
下敷きの素材でわかる!書道の紙を押さえること
字が描きやすいという納得の理由
白い下敷きの役割は大事なことだった!