食に関するスペシャリストになるための資格である食生活アドバイザーは調理師や管理栄養士などと違い受験資格がなく、主婦や学生などでも受験可能な資格です。誰でも受けられる資格試験ですが、その難易度はどの程度でしょうか。
ここでは 食生活 アドバイザー の 難易度 についてご紹介します。
食生活アドバイザーの難易度は?合格するための方法と時間
難易度は?
食生活アドバイザーは民間の資格で、2級と3級があります。試験は3級が選択式、2級が選択と筆記となっています。
難易度はそれほど高くなく、独学でもじゅうぶん合格可能な試験です。基本的には暗記する部分がほとんどなので、基礎知識がなくてもコツコツ取り組めば必ず合格できる資格です。
合格基準は正解率60%以上となっており、3級の合格率は約63%、2級の合格率は半分ほどに下がって、約33%です。
2級になると合格率が下がるため難易度が上がるようにも見えますが、3級より難しいといっても独学では受からないというほどのレベルではありません。
一般社団法人FLAネットワーク協会のホームページ上に模擬試験を受けられるページがあるので一度試してみるのも良いでしょう。
勉強方法は?
この資格試験を実施している一般社団法人FLAネットワーク協会が出している食生活アドバイザー公式テキストがあるので、それを購入して勉強するのがもっとも効率的でしょう。
過去問もしっかり問いておきましょう。過去問を100%解けるようになっていれば、ほぼ合格できます。
2級は3級と比べて専門知識が必要になる割合が増えるので、可能であれば通信講座など利用するとより勉強しやすくなるでしょう。
通信講座はユーキャンの食生活アドバイザー 速習テキスト&問題集が一般社団法人FLAネットワーク協会公認の講座になっているのでおすすめです。
資格試験の勉強で辛いのは、テキストを読んでもいまいち頭に入って来ないという部分ではないでしょうか。また、1箇所でつまづくとその先へ進んでも意味が分からなくなってしまったりすることもあります。
その時に役立つのが過去問です。まず過去問を解き、できなかった部分をテキストで復習するという形をとることで、現時点で自分がどの部分をどの程度理解できているのか、あるいは理解できていないのかを知ることができます。
ですから、大前提としてテキストは必要ですが、過去問も同じくらい必要なものであることを理解しておいてください。
勉強時間は?
3級であれば1~2ヵ月ぐらいが目安です。各自の理解力やもともとの知識によるところも大きいので一概には言えませんが、だいたいこれぐらいの勉強量は必要だと思っておいて良いでしょう。
2級になると難易度が上がりますが、3級を合格しているのであれば知識の下地ができているため、勉強時間としては3級と同様に2ヵ月程度を目安としてください。ただし、2級は飲食業界で働く人たちも受験するほど、専門分野に深く入り込んだ問題が出ます。
ですからただ時間をかけて学習するのではなく、効率的に勉強をしていかなければなりません。効率的な勉強というと、先ほど述べたように過去問の使用がおすすめです。2級には選択の他に筆記試験も加わるため、過去の傾向を知り対策を練ることが大切なのです。
2級と3級の違い
食生活アドバイザーは2級と3級がありますが、3級は消費者の立場での知識、2級は提供者の立場での知識を問われています。
ですから飲食業界での仕事でこの資格を活かしたいのであれば、3級と2級の両方の取得を目指すのが良いでしょう。2級まで取得できていれば飲食業界の仕事に携われますし、仕事内容によっては資格手当の対象となるほど重宝される資格です。
自分や家族の食生活をより豊かにすることや、健康的な生活を送るためにどうしたらよいかを知りたいという目的であれば3級レベルの知識があればじゅうぶんです。
受験料として3級は4,700円、2級は7,300円かかります。しっかり勉強しておけば1発合格できる資格なので、どちらの級を受験するにしても計画的に勉強して試験に臨みましょう。
まとめ
食生活アドバイザーの難易度は?独学で受かるのでしょうか。
難易度は?
勉強方法は?
勉強時間は?
2級と3級の違い