サックス 用 リード は音色を決定づける最も重要なパーツの一つです。サックス用リードには、メ-カ-により音に違いがあるのでしょうか。
今回は、サックスリードの種類や音についてご紹介いたします。
サックスリードの選び方 ~リードによる音の違い~
サックス用リードとは
サックスリードは、材料としてケインという葦の一種を使用して主に制作されます。
ケインは、竹のような植物ですが節がなく中は空洞状態となっています。葦製のリードが振動することいよりサックスの音がでるという仕組みになっています。
演奏したいご自分のサウンドを追求するためにはリードは重要な働きをするものとなります。
サックスリードは、マウスピースに取りつけて振動させ音をだすのですが、シングルリードになるのがサックスの場合です。
段階的な厚さがリードにはありますので、使用する方の音色の好みや吹いた感じによって選択します。
リードの厚さとしては、数字が小さいものほど薄く数字が増えるにつれて厚くなっていきます。
サックスの音色の良し悪しに影響を与えるリードは、マウスピースと共に重要なアイテムです。
サックスリードの種類
多くのメーカーによりサックス用リードはつくられています。それぞれのメーカーにより、クラッシック向きやジャズ向きなものがあり音色が異なります。
カットや削りだし方によって、大きくわけるとクラシック向きかジャズ向きのリードかに分別することができます。
一般的にサックス用リードの場合には、腰の高くしているものはクラシック向きだと言われています。
そしてジャズを演奏する場合には、リードの腰を低くしています。
リードは同じメーカーの同一の箱の中に入っている場合でも、音色が異なる、吹き心地が違うなどあります。
リードを購入する場合には、必ず吹いてみてご自分に合うものを選んでください。
サックスリードのメ-カ-
腰の高いリードは、主にクラシック向きなのですが音に芯がある感じで音質も安定してだすことができます。
代表的なメ-カ-としては、バンドーレンやグロタン、セルマーオメガなどが知られています。
また腰を低めにしているリードの場合はジャズ向きなのですが、特徴として比較的リード自体の振動を演奏時には楽にさせることができます。
そのためタンギングがし易く、音色などにも感情的な雰囲気をつけることなどができやすいという長所があります。
ラボーズやリコーなどのメ-カ-が有名です。
サックスリードの音色の違い
バンドーレンというクラシック向きの腰の高いリードを製作しているメ-カ-のものは、はっきりとした響きや安定した音色で演奏することができます。
またバンドーレンジャバというジャズ向きのサックスのリ-ドは、同じバンドーレンの一般的なリ-ドよりも腰の部分をやや低くしていますので見ると先端部分のカットが薄めとなっています。
ラボーズの腰を低くしているカットのリ-ドは、伸びのあるうねりのある響きと柔らかく明るい音色が出るもので主にジャズの演奏によく使用されています。
またリコーでは、同様に腰が低めになっており癖のないサウンドで鳴らしやすいので、サックス本体の個性がリードの個性というよりもだしやすいものです。
リコーロイヤルは、リコーの特長の上に音のまろやかさが加味された音色をだすことができます。
サックスリードの取り扱い
リードは、先端部分が大変薄いために何かにぶつけたりすると割れることがあるデリケートなものです。そのためリードを取り扱う際には注意してください。
またリードのコンディションを保つことも重要です。
毎日演奏するような方のなかには、リードを一度使用すると湿った状態を保つためにマウスピースにリードを取り付けたままにして保管することがあります。
キャップをすることで密閉状態となり乾燥を防ぐことができるからです。
しかし週に一度、二度程度の練習で吹くという場合には、衛生的にも上述した方法はあまり好ましくありません。
取り外してリードの乾燥などによる歪みを防ぐためにリードケースに入れ保管することをおすすめします。
またリードは、マウスピースとの相性も関係しますのでマウスピースを交換した場合にはリードも選び直してください。
サックスのリードは、同じメーカーの厚さの同じリードであってもそれぞれ音色が演奏すると異なることが多いものです。
ご自分に合ったリードを根気良く選んで使用する時には、湿度などの保管状態に配慮して大切に使用してください。
まとめ
サックスリードの選び方 ~リードによる音の違い~
サックス用リードとは
サックスリードの種類
サックスリードのメ-カ-
サックスリードの音色の違い
サックスリードの取り扱い