「値段は意外と知らない!?サックスのブランド別比較(前編)」では、サックスの特徴や成り立ちをご紹介いたしました。後編では、サックスの選び方や値段についてご紹介いたします。
サックス を扱う3大メーカーの 値段 や質の違いもご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてください。
値段は意外と知らない!?サックスのブランド別比較(後編)
サックスの選び方(音域と作り)
次に音域についてお話しします。サックスが扱う音域は最高音域のソプラニーノから始まり、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、最も低い音域のバスと続きます。この中でも最も一般的なのがアルトです。
サックス用に作られている曲の中でもアルト用に作られている曲が多いので、初心者から始める人はまずはアルトのサックスで音や吹き方を練習するといいでしょう。
上級者になるほど演奏の場や曲に合わせて低い音域、高い音域のものを扱うことが増えるので場に合わせた音域のサックスを選ぶ必要があります。
最後に作りですが、前述したとおりサックスには非常に多くの部品があります。
もちろん上級者向けのサックスは使う部品にもクオリティーの高いものが選ばれており、その分扱いやすくいい音が出ます。
初心者の場合は初心者向けに作られているサックスもあるのでまずはそちらを使うことをお勧めします。
初心者向けのサックスには上級者向けのサックスとは違い吹きやすくするための工夫が施されているので練習には最適です。
サックスの3大メーカーと値段比較
サックスを扱うメーカーにはさまざまありますが、その中でも3大メーカーと呼ばれるヤマハ、セルマー、ヤナギサワについて紹介します。
まずはヤマハ、これはサックスだけでなくほかの楽器においても世界的に有名なメーカーなのでやはり定評があります。
ヤマハで作られるサックスは量産品として扱われるものも多いので初心者から中級者向けであると言えます。
また、サックスの種類も豊富にあるので探しているものを見つけやすいでしょう。値段としても初心者向けのもので10万円弱からと他と比べて比較的安価に買えます。
高級なものになるとやはり50万円程度になってきます。
次にセルマーですが、こちらはサックスのブランドとしては世界の中でも最高に近いブランドです。
最も原型に近いサックスを作っていると言われており、世界のサックスメーカーがお手本としてきたメーカーです。
音色としては明るめのものが多いのが特徴です。値段としては安価なものでも40万円程度からと比較的他と比べて高級になっています。
そのため、中級者以上の方が扱うサックスが多いのが特徴です。
最後にヤナギサワですが、名前からもわかる通り日本のサックスメーカーです。
主に扱っている材質は真鍮で、最も安いもので30万円弱とセルマーのサックスよりは求めやすい値段となっています。
セルマーでは高すぎるという人にとっては最適で、こちらも中級者から上級者向けのサックスを扱っています。
また、日本のメーカーながら海外からも高い評価を受けており、ジャズ奏者の間でよく使われています。
値段で比較すると初級者向けの安価なものも扱うヤマハ、中級者向けのヤナギサワ、上級者向けのセルマーといった感じになります。
サックスは音楽界でもさまざまなところで使われる人気の楽器ですのでこれから始める人はぜひ材質や作りなどにこだわって自分に合うサックスを探していただきたいです。
まとめ
値段は意外と知らない!?サックスのブランド別比較(後編)
サックスの選び方(材質)
サックスの選び方(音域と作り)
サックスの3大メーカーと値段比較