国家資格となっている旅行業務取扱管理者の試験には、国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者とがあります。特に国内旅行業務取扱管理者の方は、合格率が高めのため独学で受ける方もいます。
では、 旅行業務取扱管理者 の試験を 独学 で受かる勉強のポイントなどについてご紹介します。
旅行業務取扱管理者の試験を独学で受かるポイントとは!
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旅行業務取扱管理者の試験とは
旅行に関する国家資格の一つとして旅行業務取扱管理者があります。主に旅行サービスを旅行者のために適正に提供できる能力や知識を持っているということをあらわす資格となります。
旅行業務取扱管理者試験は、年に1回実施されます。試験の方法は、多肢選択式でのマークシート方式で複数の選択肢の中から1つまたは複数の解答を選んで回答するというものです。
各科目は、100点満点中で60点以上正解すると合格となります。合格率は、近年では国内旅行業務取扱管理者では30%から40%、総合旅行業務取扱管理者は20%から30%となっています。受験資格としては、特には規定はありません。
2種類の旅行業務取扱管理者試験とは
旅行業務取扱管理者の試験には、2種類あり国内旅行業務取扱管理者と総合旅行業務取扱管理者です。主に国内旅行のみを取り扱うことができるのが、国内旅行業務取扱管理者で国内旅行と海外旅行も取り扱うことが可能なのが、総合旅行業務取扱管理者になります。
独学で受けるのが多いのは、国内旅行業務取扱管理者試験で、総合旅行業務取扱管理者はかなり難度が高くなります。
国内旅行業務取扱管理者試験とは
試験科目としては、旅行業約款と旅行業法とそれに基づく命令です。また運送約款と宿泊約款もあります。これらは、法規問題となります。
そして国内旅行実務では、宿泊施設の利用料金や運送機関とその他の旅行業務などに関係する料金、実務処理としての旅行業務の取扱いに関するものが出題されます。これは、国内観光地理や料金計算の部類です。
法規問題は、ほとんどが過去の問題と類似したものが多く問題の試験範囲としては法律の条文に限られます。そのため比較的合格ラインを簡単に通過する事ができるようです。
しかし料金計算や国内観光地理では、過去の問題と類似した内容はあまり出ないためにかなりこの部分の勉強をしなくてはなりません。
旅行業務取扱管理者試験を独学で進めるには
独学で試験勉強をするためには、スケジュールをまず検討してください。国内旅行業務取扱管理者試験では、200時間ほど時間が必要となります。
また総合旅行業務取扱管理者試験には、300時間はかかります。そして重要なのは、毎日時間を決めて継続して勉強を進め続けることです。
独学の基本としては、インプットしアウトプットするという反復が重要です。重要事項をテキストの中から選んでまずインプットします。そして問題集などで習得した知識の確認をしてください。また頻出内容を把握することで、合格するのに必要となる力は養われます。
ただ国内旅行実務と海外旅行実務的な内容についてはかなり要注意です。膨大な試験範囲の中から例年ランダムに試験問題が出題されるために、かなり勉強の仕方に悩むポイントとなっています。
ただ独学で勉強する場合には、過去の問題は必ずおさえて勉強しておくという点は最低限必要となります。
独学でのテキストや問題集の選び方とは
旅行業務取扱管理者試験の独学での対策としてテキストや問題集を選ぶことは、重要な要素となります。
選び方としては、解説が詳しく頻出事項がしっかりと網羅されている教材がポイントです。また図表などが解説に用いられているということもテキストを選ぶために見極める点となります。
それは、重要事項を視覚的に文字からだけでなく効率良く理解するために有効となるからです。
このように国内旅行業務取扱管理者試験は、比較的独学で受験することも可能ですが、総合旅行業務取扱管理者試験の独学はかなり勉強範囲が広くなり難度が高くなります。まず国内旅行業務取扱管理者試験から挑戦してみてはいかがでしょうか。
まとめ
旅行業務取扱管理者の試験を独学で受かるポイントとは!
旅行業務取扱管理者の試験とは
2種類の旅行業務取扱管理者試験とは
国内旅行業務取扱管理者試験とは
旅行業務取扱管理者試験を独学で進めるには
独学でのテキストや問題集の選び方とは