音楽を楽しみながら表現力や協調性を育むリトミック指導員は、音楽好きにはやりがいのある職業です。音楽業界のみならず、保育や介護の現場でも需要のあるリトミックですが、資格がなくても指導できるのでしょうか?
気になる リトミック 指導の 資格 についてご紹介します。
取得方法は?費用は?リトミック指導の資格
リトミック指導員は資格がないとできないの?
リトミックの指導にあたって、かならず必要な資格というものはありません。資格がなくても指導することは可能です。ただし、講師というからにはリトミックについての体系的な知識と指導の実績が求められます。
また、ダンスや歌、リズム遊びを通した教育方法になりますので、ピアノのスキルは必要です。高度な演奏テクニックは必要ありませんが、バイエル程度は弾けることが求められます。
民間資格で各種リトミック指導員の資格を取得する中で、これらの専門的なスキルや実習経験は得ることができます。
取得方法は?
カルチャースクールや音楽学校に通い、指定されたカリキュラムを修了すると、リトミック指導員の資格を取得することができます。さまざまな団体でリトミックの資格講座は開かれていますが、リトミックは実技や実演が重要になる指導法です。
そのため、通信教育ではなく通学制の講座が多いのが特徴です。幼児教育としてのイメージが強いリトミックですが、近年では高齢者向けの「若返りリトミック」や、マナー研修の場で活用される「マナーリトミック」など、多種多様な資格があります。
指導できる対象がそれぞれ異なりますので、スクールを選ぶ際はまず、だれに対してリトミック指導を行いたいのか対象をはっきりさせましょう。
資格を取るまでの期間は?
リトミック指導員の資格講座は、18歳以上であれば、だれでも受講することができます。受講者は幅広く、主婦や学生さんもいれば、保育士やOLなど仕事をしながら受講する方もいます。資格を取得するためには所定の講座に出席することが必要です。
たとえば教育機関の一つであるNPO法人「リトミック研究センター」では、すべてのカリキュラムを修了して卒業するまでには年間200時間の講座を7割以上出席することが求められています。
全日制で通う場合は2年程度、休日に行われる月例定例会で取得する場合は4年程度の期間が必要です。通常は年単位での期間が必要になるリトミックの資格取得ですが、短期間でリトミックの技術を学べるスクールもあります。
スクールごとにカリキュラムの内容もスケジュールも異なりますので、気になる方は開催される体験講座や説明会に行って自分の生活にあったスクールを選びましょう。
気になる取得費用
スクールによってカリキュラムや授業時間数も異なるため、相場は一概には言えません。しかし、指導員として体系的に学ぶ場合は安いところでも50万円前後、全日制の専門学校に通う場合は100〜200万円程度は必要になる見込みです。
短期的に学べるスクールでは10万円以下で受けられる場合もありますが、リトミックを総合的に学びたいのか、それとも体験的に学びたいのかによって費用は変わってきます。目的に合わせて資格取得の予算を立てましょう。
資格を活かせる職場
リトミック講師として独立するほか、幼稚園教諭や、保育士、学校教諭といった児童教育の分野で活躍する人が多いです。子どもの習い事や、保育園など、幼児教育のイメージが強いリトミックですが、近年では高齢者向けにもリトミックが取り入れられ、介護士などの高齢者福祉でもリトミックの資格は生かすことができます。
職場によっては資格を保有していることによって手当がつく場合もあるでしょう。保育士資格やチャイルドマインダーなど、保育関連の資格をあわせて取得すると、リトミックの知識をいかした就職や独立のチャンスも広がります。
特に子どもに関する仕事をしたい場合は、リトミック指導とあわせて取得を検討しても良いかもしれません。
まとめ
取得方法は?費用は?リトミック指導の資格
リトミック指導員は資格がないとできないの?
取得方法は?
資格を取るまでの期間は?
気になる取得費用
資格を活かせる職場