ポーセラーツは自分だけのテーブルウェアを作れる趣味として高い人気があります。せっかくであれば、完成度の高いオリジナル作品を作りたいものです。
今回は ポーセラーツ で脱初心者を目指せるように、 転写紙 の基本的な貼り方と注意点についてご紹介します。
転写紙の“貼り方”が上達の鍵!ポーセラーツ初心者の方へ
そもそもポーセラーツとは何か
ポーセラーツは、株式会社日本ヴォーグ社の登録商標です。磁気と芸術を組み合わせた造語のとおり、白磁と呼ばれる真っ白な磁気に転写紙をシール感覚で貼ってデザインしていきます。
そのため絵を描くのが苦手な人でも、簡単に自分の好きな柄の器を作ることができます。デザイン性の高い転写紙を貼れば、実用的な器と普段使いすることはもちろんのこと、インテリアとして飾れるのがポーセラーツの特長です。
白磁の相場はプレーンの皿やコービーカップであれば100~500円です。また転写紙も1,000円前後で購入することができます。手頃な値段で始められるのもポーセラーツの魅力の一つです。
転写紙の貼り方
白磁に貼る転写紙の使い方はとても簡単です。
まず購入した転写紙をはさみで切り抜いたあと水に浸します。転写紙の台紙には水溶性の糊が印刷されているので、水に浸けることで粘着力が出ます。
転写紙についている糊が溶け出したらピンセットでつまんで取りだし、台紙と絵柄をずらすようにを剥がします。
綺麗に拭いた白磁のあらかじめ決めておいた箇所に貼り付け、指で台紙を抜き取ります。
貼り付けたらすぐに専用のゴムヘラである「スキージー」や「ワイプアウトツール」で優しく水分や空気を抜きます。どちらも1,000円未満で販売されています。
最後は電気炉で転写紙をしっかりと焼き付けることで、自分だけの食器が完成です。
転写紙使用の際の注意点
ポーセラーツで完成度の高い作品を作るためには、転写紙をきれいに貼ることが何よりの秘訣です。
転写紙を水に浸ける際には、あまり時間を置きすぎないように注意してください。時間が経ちすぎると転写紙と剥離紙が分離しはじめ、水から救い出すのが難しくなります。
白磁に貼り付ける際には転写紙をすべらせるように移動させますが、あまり白磁の上で何度も往復させると転写紙にシワができやすくなります。
先に白磁のどの部分に貼り付けるかをイメージしておくのがコツです。
貼り付け終わったらすぐにキッチンペーパーやティッシュで水を吸わせるように、転写紙の上からおさえます。
このとき転写紙は滑りやすくなっているので、おさえるペーパーを動かさないのがポイントです。
ある程度水分を取ったら白磁と転写紙のすきまに入り込んだ空気をゴムベラを使って抜きますが、無理にしわを伸ばそうとすると破れてしまいます。
このときも慎重に、優しく上から押しつけるように当てるのがコツです。
転写紙の購入方法
最後に転写紙の購入方法を紹介します。
1つ目は日本ヴォーグ社が発行している『ポーセラーツ総合カタログ』カタログを見て購入する方法です。
カタログには転写紙の柄だけではなく、それぞれの完成作品例も掲載されています。
転写紙を貼ったあとのイメージがしやすいだけではなく、どの位置に貼ると転写紙のデザインが映えるのかもわかるので、実際に読むことをおすすめします。
ただし、実際に購入できるのは日本ヴォーグ社が認定したインストラクターしかなれない会員だけです。初めての人は会員の人に代わりに購入してもらうようにしてください。
2つ目は通信販売を利用する方法です。『転写紙.com』や『Camellia』は柄別にカテゴリー分けもされていて、目的に近い柄を探しやすい店舗です。
サイズや種類が非常に豊富にあるため、ある程度デザインや柄が決めてから探すようにしましょう。
まとめ
転写紙の“貼り方”が上達の鍵!ポーセラーツ初心者の方へ
転写紙の貼り方
転写紙使用の際の注意点
転写紙の購入方法