ピアノを習った経験がある人は多いでしょう。また、ピアノは子どもに習わせる人気の習い事の一つです。ですが、なんでも上達するに時間がかかりますから、ピアノの楽しさを知る前に辞めてしまったという人も少なくないはずです。
ピアノ は音楽の基礎の学習に最適です。楽しく 練習 を続けて、音楽で生活に彩りを添えたいものです。
ピアノが上達する秘訣は毎日の楽しい練習にあります
楽譜が読めるようになるまで
楽器系の習い事が続けられない大きな理由の一つが楽譜です。「ピアノであの歌が弾けるようになりたい」と思っても、楽譜が読めないから諦めたという人も多いでしょう。
ピアノは、鍵盤を見れば音域や音符の並びなどが「見て」わかりますから、楽譜と照らし合わせれば学びやすい楽器の一つです。ト音記号とヘ音記号の両方がわかるようになりますし、他の楽器をはじめる時にも知識が役に立ちます。
楽譜を見ただけでどの音かわかるようになるのが目標ですが、大人だったら音符の下に「ド、レ、ミ・・・」と書いたり、字が読めない小さい子どもの場合なら鍵盤に剥がしやすい色のシールを貼って楽譜にある音符に鍵盤に貼ったシールの色と同じ色を塗るなどして、見てすぐわかるようにすることから始めるといいでしょう。
ズルをしているように感じると思う方もいるかもしれません。ですが、まずは「楽譜が読める」という自信をつけることが大切です。
上手になるには毎日の練習が大切ですが、練習するのも「ピアノは楽しい」という思いがなければ続きません。
楽譜を読むというスキルは、小さい子どもがひらがなが読めるようになるのと同じです。慣れによって身につきます。その毎日の積み重ねから、実は意外と短期間で添え書きや色などの補助がなくても楽譜が読めるようになるのです。
弾ける曲があると続けられる
大人がピアノを習い始める場合は、特定の曲が弾けるようになりたいと思って習い事をはじめる方が多いですが、子どものピアノのレッスンは基礎から段階を踏んでだんだんと難しい曲にチャレンジしていくことになります。
どの程度のレベルに到達したいのか、グレードテストは受けるのか、趣味としてゆっくり楽しみたいのかなど、その目的によっても練習のし方は変わってきます。ですが、スケールなどの指ならしの練習は必ずはじめにやるように言われるとはずです。
これは楽譜をスラスラと読めるようになるためにも役立ちます。また、なんでも基礎作りが大切と言われるように、基本ができていれば、その後にチャレンジできる曲にも幅が出てきます。
基礎練習の後は、曲に挑戦ということになりますが、はじめのうちは一曲通して弾けるようになることも大変ですので、つっかえつっかえ弾いていると「難しい」というほうにばかり意識がいってしまい、なんだか楽しくないと感じ、結局続けられないというパターンにはまってしまいます。
そのような時にあると役に立つのが「弾ける曲」です。これは「できる!」ということを感じるというのが目的なので、短くて簡単な曲でいいです。
「初心者でも弾ける名曲」というような初心者向けにアレンジされた楽譜も売られていますし、先生が承諾してくれるなら好きな歌を自分のレベルに合わせてアレンジしていただくのもいい方法です。
子どもなら、片手で弾けたり、童謡やアニメの主題歌など楽譜を見なくてもできそうなメロディーだけを覚えて弾くことも一つのアイディアです。断念しそうになった時にちょっと弾いて自信を取り戻すことができると、また明日からも練習が続けられます。
毎日の練習はやはり大切
ピアノ教室に通わなくても、オンラインで独学とか、友人に教えてもらうとか、いろいろな習い方はありますが、毎日練習するというのは共通の上達方法です。上記は一例で、どのアイディアも最後には毎日の練習が続けられるようにというところに行き着きます。
楽譜が読めない本当に初期の頃だとしてもこれは重要なポイントです。なぜなら、楽譜が読めない段階だと聞いて見て覚えるという割合が大きいからです。
楽譜がきちんと読めるようになるまでは、聞いた音と指のポジションを目、耳、手で覚えて弾けるようになりますから、繰り返し(毎日)の練習が必要になってきます。はじめにも書きましたが、なんでも毎日コツコツ練習するというのが上達の秘訣です。
練習する時間を決める
毎日の練習が大切だとわかっていても、時々怠けてしまいたくなることも事実です。そうならないように、練習の時間を決めておくといいでしょう。
例えば、学校に行く前に15分、夕食後に30分などです。それが習慣化してしまえば、その時間にピアノを弾かないと気分が優れないというくらいまでになります。
短時間だと全ての練習項目が一度ではこなせないかもしれませんが、やはり続けるということが大切です。
まとめ
ピアノが上達する秘訣は毎日の楽しい練習にあります
楽譜が読めるようになるまで
弾ける曲があると続けられる
毎日の練習はやはり大切
練習する時間を決める