弓道 を始める際、弓道着・弓かけ・ 矢 ・弓など必要となってくる道具がいくつもあります。
始めは道場などから借りておこなうことがほとんどですが、続けていくのであれば自分で用意したほうがいいでしょう。すると、気になってくるのが 値段 です。今回は矢の値段について紹介します。
矢といっても値段はピンキリ!弓道の矢の種類
弓道の矢の素材は大きくわけて3つある
一概に弓道の矢といっても、矢は素材の種類がさまざまあります。使用される素材によって値段もピンキリとなっています。素材の種類は大きくわけて3つあります。
竹矢
竹矢は名前の通り竹を使って作られた矢のことです。自然素材を職人の手で一本一本丁寧に加工するため、作るのにはとても手間がかるうえ量産ができません。
その分高価になってきます。4本組で40,000円~100,000円ほどの相場になっています。
高価ではありますが、自然素材ゆえの味のある矢であり、愛着が湧きやすく好んで使う方もいます。
ジュラルミン矢
ジュラルミンは、アルミニウム合金の一種です。とても強度のある素材でありながら、値段は安価なものが多いです。相場は6本組で15,000円~30,000円ほどとなっています。
竹矢が自然素材であるため湿度や温度などの周りの環境に左右されがちですが、ジュラルミン矢はそういった環境に左右されることはありません。
そのため初心者向きの矢といえ、初心者の方のほとんどはこちらのジュラルミン矢を使用しています。
カーボン矢
カーボン繊維を使って作られたカーボン矢はジュラルミン矢のように環境に左右されることのない矢であるとともに、とても軽い矢となっています。
また、ジュラルミン矢に比べて矢が曲がりにくくなっていることが特徴です。相場は6本組で25,000円~50,000円ほどとなっています。
羽の種類によっても値段が変わってくる
矢についている羽によっても値段が変わってきます。
一般的には七面鳥の羽が多く使われています。高価な羽がついているからといって、性能の違いは矢の素材に比べてそこまでありません。羽については好みで選ぶとよいでしょう。
ただ、初心者は矢の消耗が激しく、数か月で買い替えが必要となる場合もありますので高価な羽を選ぶよりも、安価な羽の方がよいでしょう。
また、黒鷲の羽は綺麗で人気もあり、耐久性に優れています。そのため、七面鳥の羽に比べると高価ではありますが、黒鷲を選ぶ人も多くいます。
初心者は矢は修理するより買い替えがよい
矢は消耗品ですのでいつかは壊れてしまいます。シャフト部分が曲がってしまった場合には交換や曲がりを戻したり、羽が壊れて取れてしまった場合には羽を意図で巻きなおす必要があります。
特に弓道を始めたばかりの初心者は、矢を強く掴んでしまうため矢が破損してしまうことが多いです。早いと数か月で壊れてしまう場合もあります。
ジュラルミン矢は他の矢に比べて安価ですので修理をするよりも新しく買い替えたほうが安い場合が多いです。そのため、修理を依頼する前に弓具店に相談するとよいでしょう。
自分に合った矢を選び、弓道を楽しもう
今回は、弓道の矢の値段について紹介しました。矢には大きくわけて3つの種類があり、それによって値段もピンキリとなっています。
それぞれに特徴があり、自分にしっくりくるものを選ぶとよいですが、初心者のうちは矢が壊れやすくなっていますので比較的安価であるジュラルミン矢を購入することをおすすめします。
ジュラルミン矢は色んな色が売られていますので、好みの色を買うとよいでしょう。
また、上達してくると矢は壊れにくくなってきますので、そのときには竹矢やカーボン矢も試してみて、自分に合った矢を購入しましょう。
自分に合った矢を見つけ、弓道を楽しみましょう。
まとめ
矢といっても値段はピンキリ!弓道の矢の種類
弓道の矢の素材は大きくわけて3つある
羽の種類によっても値段が変わってくる
初心者は矢は修理するより買い替えがよい
自分に合った矢を選び、弓道を楽しもう