冷蔵庫に入っていると便利な食材の一つが ベーコン です。日持ちして、アレンジもきくため、冷蔵庫のマストアイテムといえます。
燻製 品のベーコンは店で買う物と思っている人が多いですが、家でも 簡単 につくれますし、スモーカー(燻製器)なしでもできます。
おうちで燻製 簡単な自家製ベーコン
材料と調理器具
材料はたったの二つです。豚バラ肉ブロックと塩のみです。
燻製するのに使う調理器具も数ないです。スモーカー(燻製器)があれば、スモーカーと炭またはガスコンロ(スモーカーの種類によって異なります)、そして燻製チップです。
スモーカーがなくても、ベーコンはつくれます。その際は、鍋とアルミホイルで簡単にスモーカーの代用品ができます。
鍋は、古い物など万が一ダメになっても支障がない鍋を使うことをおすすめします。
ベーコンづくりの準備や手順は簡単ですが、かかるのが時間です。仕込みから入れると1週間強になります。
仕込み
まず、豚バラ肉に塩をすりこみます。塩の量は肉の重さの2パーセントが一般的なレシピです。
1キログラムの肉を準備した場合は、20グラムの塩が必要になるということです。
最初はこの割合で作ってみてください。できあがったベーコンが自分の好みの塩加減になっているかどうかで、次回から塩の量を調節して自分なりのレシピを作りあげることができます。
塩がなじむように、表面にフォークで穴を開けるのがポイントです。
ベーコンづくりに慣れると、この段階で胡椒やハーブなどを加えてアレンジを楽しむことができます。
そして、ラップで包んで、一週間冷蔵庫で寝かします。ときどき(1日に一回程度)肉をひっくり返してください。
ラップだけだと肉汁もれが心配なときは、さらにフリーザーバッグに入れるといいでしょう。
塩抜き
次は、塩抜きです。半日ほど水につけて塩抜きをします。これは、塩分を抜くだけではなく、塩を肉全体にまんべんなく浸透させる役割もあります。
塩抜きが終わったら、ペーパータオルで水気をよく拭き取り、再度冷蔵庫へ戻します。
ここは肉を乾燥させるステップになります。ラップなどで包まず、そのままラックなどにのせて(必要であれば受け皿を使用)冷蔵庫で一日置いてください。
肉をそのまま冷蔵庫に入れるのには抵抗があるという場合は、ペーパータオルで包んでもいいですが、「乾燥させる」ということを念頭に、こまめにペーパーをかえるよう心がけてください。
燻製
最後に、いよいよ燻製です。燻製時間は2〜3時間が一般的です。スモーカーがあると、手間もかからず、簡単に外へ持ち出せて煙の心配もありません。
ただ、どれだけ頻繁に使うかわからないスモーカーを買うにはそれなりの決断が必要になります。そこで、スモーカーの代用品を用意することになりますが、鍋一つで大丈夫です。
長時間火にかけますし、中に燻製チップをひきますから、ダメになってもいいような鍋が最適です。まずは燻製チップを入れます。鍋の底にまんべんなく広げてください。
鍋底が心配という場合はアルミホイルを敷いてからチップをのせます。燻製チップの上にアルミホイルを置きます。これは肉汁受けですから、ふわりとのせる程度にします。
網を入れて、肉をのせます。蓋をして、燻製開始です。最初から弱火を維持してください。好みや肉の厚さにより2〜3時間燻製すると、ベーコンのできあがりです。
すぐに焼いて食べることもできますが、冷蔵庫で一晩寝かせると旨味が増します。
燻製チップ
簡単にできる自家製ベーコンは、仕込みの段階でハーブなどを入れることと燻製チップの種類を変えることでさまざまなアレンジができるのが楽しみの一つです。
燻製チップは、アウトドアショップ、ホームセンター、オンラインなどいろいろなところで入手できます。日本で代表的なものが「桜」です。強目の香りが特徴です。
ベーコンなど肉類によく使われるのが「ヒッコリー」です。ほかに「りんご」や「くるみ」などのやわらかな香りのチップもありますし、ウイスキーの貯蔵に用いられた樽からの香り高い「ウイスキーオーク」など珍しい種類もあります。
燻製チップではなく、紅茶や緑茶などの茶葉や麦茶を使って燻製することもできます。
まとめ
おうちで燻製 簡単な自家製ベーコン
材料と調理器具
仕込み
塩抜き
燻製
燻製チップ