「《公文で月謝以上の効果を得よう!》その方法とは?(前編)」では、苦悶の学習形式についてご紹介いたしました。後編では、 公文 の 月謝 や塾との違いについてご説明いたします。
公文ではいかに子どものやる気を低下させないような工夫ができるか、それが鍵となります。
《公文で月謝以上の効果を得よう!》その方法とは?(後編)
公文の月謝について
1月ごとに会費を支払う月謝制度で、月謝は1教科あたり、幼児・小学生であれば6,480円、中学生は7,560円、高校生以上で8,640円となっています。通う頻度は週2回で、授業時間は与えられたプリントの量をこなす時間になりますので1~3時間ほどです。
一方で学習塾の場合は、小学校低学年のうちは3~5教科を週2~3回受けた場合の月謝は平均20,000円ほどとなっています。高学年になればその金額は跳ね上がり、月謝は平均60,000円前後となります。
ただ学習塾は教室によっては割安なところも多くあります。『明光義塾』では小学生の場合、学年にかかわらず5教科を週5日60分受けるのに34,000円です。
こうした学習塾もあり、また公文と学習塾の先生の積極性の違いから、公文は月謝が割高だと感じる人も多いです。自分の子どもも勉強に対して前向きではないと考えて「せっかく月謝を払うのであれば、たくさんの教科を先生にどんどん指導してもらう学習塾のほうがいい」と考える人も少なくありません。
公文と学習塾の違い
公文の月謝よりも多少月謝が割高でも学習塾を選ぶこと自体は悪いことではありません。ただそれを理由に「公文よりも学習塾のほうが結果的に月謝は割安だ」と判断するのは早計です。なぜならそもそも公文と学習塾がもたらす学習効果に大きな違いがあるからです。
公文は自分でしっかりと考え、それをじっくりと繰り返すことによって問題解決力を身につけることを目的としています。その効果は学校の成績にすぐには反映されませんが、小学校から続けることで自然と勉強に対して前向きな気持ちを持つことができます。
高校生になる頃にはどう勉強を取り組めば自分の力となるのかという基礎がしっかりとできているため、高学歴の大学に受かりやすくなるのです。
もちろん、学習塾には学習塾の良さがあります。成績を効率よく上げるための方法や、いかに志望校に受かるかというノウハウを、先生が積極的に教えてくれることから学校の成績にすぐに変化があらわれます。子ども自身も効果が実感できるため、やる気もどんどん上がっていくでしょう。
公文で月謝以上の効果を引き出すためには
以上を見るように、公文では子どものモチベーションによって左右される面が大きくあります。子どもがひたすらプリントを解くスタイルに飽きてしまえば、途端に公文の学力向上効果は薄れていきます。
そして1日20分で終えられるはずの宿題が何日もたまってますますやる気もなくなる、といった悪循環にすら陥ってしまいます。そうなれば当然支払っている月謝は意味がなくなってしまいます。1冊600円前後で購入できるドリルを買ったほうがまだいい、ということにもなります。
そこでいかに子どものやる気を低下させないような工夫ができるか、それが鍵となります。宿題をためこまないようにする学習環境づくりをすると同時に、その子がどんなことをもっと学んでいきたいのかコミュニケーションをとることが大切です。またその意見を公文の先生としっかりと話して方向性を決めるなどするといいでしょう。
そのために最初の教室選びがとても重要になってきます。公文はどうしても先生によって良し悪しが決まる面もあるからです。その子のやる気を出させるために成績を発表してくれたり、積極的に声をかけてくれたりする先生もいれば、子どもをあまやかしすぎていつまでたっても同じレベルのプリントを配布するような先生もいます。
もっと勉強したいと子どもが思っていても、自分で教室を選ぶことはできません。やる気があればある分だけ伸びていくのが公文ですので、通わせっぱなしのないようにしていきましょう。それが結果的に月謝以上の効果を生む何よりの方法となります。
まとめ
《公文で月謝以上の効果を得よう!》その方法とは?(後編)
公文と学習塾の違い
公文で月謝以上の効果を引き出すためには