着物 は特別な機会に着ることが多いです。その特別な雰囲気をさらに盛り上げてくれるのが、着物に合った 髪型 です。
アップにして襟足をすっきりと見せるのが定番ですが、 ボブ や結べない長さの髪でも心配ありません。着物に合うボブの髪型アレンジがあります。
ボブでも大丈夫! 着物に似合う髪型
ボブを魅力的に見せる
「髪が結べない長さだから、着物を着るのはあきらめる」という声を聞きますが、着物のときの髪型はアップでなければならないということはありません。
ショートボブなどの結べない長さでも、着物に似合う素敵な髪型にできます。
ボブの場合、まず重要なのは、ヘアアレンジをしなかった場合でも「丁寧に手をかけた」感じが伝わるようにすることです。
アレンジできないからといって普段どおりのままにはせず、フォーマルな場だからこそ丁寧にフォルムをつくりあげた感がわかるようにしましょう。
髪全体にボリュームをもたせるようにブローして、毛先を丁寧に巻いてください。毛先がきれいに内巻きになっているだけで、襟足がすっきりとします。
きれいにフォルムをつくることで、普通のボブからフォーマルなボブに仕上がり、着物に合う髪型になります。
ボブを粋に見せる
着物のとき、ボブだからこそできる髪型が「粋な」ヘアアレンジです。
ヘアアレンジといっても、耳をだすだけです。両耳をだすと凛としたイメージに仕上がります。片耳だけだすと、小粋な感じで着物を着慣れた雰囲気が出ます。
髪は耳にかけるだけでもいいですが、和風のピンでとめると華やかさを出すことができます。このときも大切なのが、前述のとおり、フォルムを丁寧につくることです。
着物の際のボブは「丁寧さ」が伝わるようにするのがポイントです。
ハーフアップでアクセサリーを使いこなす
上記の「耳を出す」だけのアレンジでもヘアピンを使うことですっきり感や華やかさを出すことができますが、ボブだからといって髪を結ぶのをあきらめないでください。
ハーフアップにするだけでも、さまざまなヘアアクセサリーで着物に合う豪華な髪型にすることができます。
ボブで、ハーフアップにして着物に似合うようにするポイントはトップ部分にボリュームをもたせることです。
例えば、前をセンター分けにして、左右をふんわりと後ろむきにねじります。それをピンでとめれば、ボリューム感のあるハーフアップの完成です。
パールピンを使うとフォーマルに仕上がりますし、大きめのフラワーピンを使うと華やかに仕上がります。
同じ髪型で、アクセサリーを変えるだけでいろいろなイメージを楽しむことができます。
それから、同じくサイドの髪を使うことでできるアレンジがカチューシャ風に編み込みをする髪型です。
片側から反対側に編み込んでいってカチューシャ風にします。ここでもトップ部分はふんわりとねじってボリュームを出すと着物に合うアレンジになります。
結んでいない部分の髪は、ヘアワックスなどで毛先を散らすといいでしょう。
ボブでもできるフルアップ
せっかく着物を着るのだから、どうしてもアップにしたいという人もいるかもしれません。
ボブでもフルアップは可能です。一つに結ぶことができない長さでも、二段階にわけることでアップスタイルにできます。
まずはハーフアップをつくります。ハーフアップのアレンジ例と同じで、トップ部分はふわっと感を出すのがポイントです。
ヘアワックスをつけた手で、さくっとまとめるとボリュームを出すことができます。
つぎに、残った毛を一つにまとめて、ハーフアップの部分と一緒に結べば、フルアップのできあがりです。
お団子にしてまとめることはできませんが、とてもすっきりした印象になります。
もっと手の込んだアレンジに挑戦したいという場合は、トップとサイドを2、3段にわけてねじった髪をひとまとめにすることで、ボブを夜会巻き風のフルアップに変身させることができます。
まとめ
ボブでも大丈夫! 着物に似合う髪型
ボブを魅力的に見せる
ボブを粋に見せる
ハーフアップでアクセサリーを使いこなす
ボブでもできるフルアップ