「稽古には欠かせない、強さもわかる?剣道着(前編)」では、剣道着の種類やお手入れ方法をご紹介いたしました。
後編では、 剣道着 の着方や剣道着の選び方をご紹介いたします。
稽古には欠かせない、強さもわかる?剣道着(後編)
剣道着の着方について
剣道着については特別な着方はなく、作りは柔道や空手などほかの武道の道着と同じ作りになっているので着方としては簡単です。
剣道着は袖をとした際左に二か所と右に二か所結ぶための紐があります。
最初に右の手前にある紐と左にある紐を超結びで結びます。
その後右の腰あたりにある紐と、左の結んでいない方の紐を結びます。こうすることで襟は左の方が上になっています。
ほかの武道も同じで右の襟を上にしてしまう人もいますが、左を上にするので注意が必要です。
また、紐を結んだ際はしっかりと結んだあとの余った紐は剣道着の中にしまうようにしましょう。
これは端末処理といって、自分がケガなどをしないだけではなく、相手にもケガをさせないといった配慮からなので必ず行います。
剣道着の正しい選び方
次に剣道着の正しい選び方について紹介していきます。
まずは、剣道着の種類のところでも紹介しましたが剣道着の素材について、主に素材は綿とポリエステルの2種類にわかれます。
綿は汗を吸収しやすく見栄えがいいのが特徴ですが、選択によって色落ちや縮んでしまうことがあります。
ポリエステルについては綿とは逆に色落ちや選択により縮むことはありませんが、綿に比べて汗を吸収しにくいです。
素材で選ぶなら用途に合わせて審査や試合に合わせて綿素材のものを、毎日の稽古についてはポリエステル素材のものを選ぶといいでしょう。
次に生地の染めについてです。剣道着の生地の染め方については3種類あり、化学染料、藍染、武州正藍染があります。
化学染料で染めたものは職人によるものではなく、機械などによる大量生産品であるものが多いので安価に買えます。そのため日々の稽古用として使えるでしょう。
藍染、武州正藍染についてはどちらも風合いが良く、立ち姿が美しく見えるのが特徴です。
武州正藍染の方が高価であり、師範となった人達に良く好まれています。こちらは洗濯すると色落ちする場合が多いので洗う際には注意が必要です。
今回は剣道着についての記事でした。
武道は技術だけではなく見た目や立ち居振る舞いも重視するので、武道の一つである剣道でもしっかりと目的に合った剣道着を選ぶようにしましょう。
まとめ
稽古には欠かせない、強さもわかる?剣道着(後編)
剣道着の着方について
剣道着の正しい選び方