剣道着 は剣道を行う際は常に身に着けるものであり、それでいて剣道着の着方や手入れの仕方がその人の見た目の強さにも影響してきます。
武道をするにはまず見た目からと言われますが、今回は特に見た目としてもすぐにその人のことがわかる剣道着についての記事です。
稽古には欠かせない、強さもわかる?剣道着(前編)
剣道着にもいろいろ、剣道着の種類
一口に剣道着といってもいくつか種類があります。
まず、メッシュ剣道着です。
剣道着に限らずさまざまな衣類でも使われるこの生地は空気を通しやすく、夏場でも蒸れにくく他の生地よりも着ていて涼しいです。
この剣道着の特徴は生地が薄いことです。そのため一般的には稽古用として使われます。
洗った際もすぐに乾いてくれますが、メッシュ生地は綿の記事に比べると汗を吸収しにくいので夏場は綿の記事のものを、メッシュ生地は冬用として使うなど使いわけると良いでしょう。費用としては稽古用なので比較的安く買えます。
次に一重剣道着です。
こちらは稽古から試合、審査と幅広いところで着用されるオールラウンドものになります。
一重はメッシュとは違い少し厚みを持った生地になります。厚みを持った分汗をメッシュの時よりも吸収します。
生地については綿とポリエステルがあり、ポリエステルについては選択しても色落ちすることがないので面と比べると見た目は長持ちします。
価格的には安いもので3,000円台から高くて20,000円台のものまで幅広くあります。
そして最後に二重剣道着です。
こちらは一重と違って裏地までしっかりと仕立ててあるため、価格的にも高価なものが多くなっています。
全ての剣道着の種類の中で最も高級な剣道着になっています。稽古や試合に使われることはあまりなく、審査に使われることが多いです。
剣道着の手入れの仕方
剣道着は稽古があれば必ず着るものであり、安いものであれば古くなったり痛んだりするとすぐに買い換えられますが、一重や二重といった少し高価なものはすぐに買い換えるわけにもいきません。
そうならないためにも剣道着の手入れの仕方についてお教えします。
まず、剣道着を洗う際は洗剤をあまり使ってはいけません。
剣道着は袴と同じく藍染が施されているので基本的には消臭、細菌を抑制する効果がついています。
そのため洗剤を使わなくても水洗いで汚れは落ちます。逆に漂白剤などを使用してしまうと藍染で染めた色が落ちてしまいます。
次に、漂白剤などを使用してはいけないことと絡めてほかの洗濯物、特に白い洋服とは一緒に洗ってはいけません。
藍染などで染めた衣類は化学染料で染めたものよりも色が付きにくく落ちやすいという性質を持っています。
また、使用して汗などを多少吸収することによっても若干ですが染まります。そのため漂白剤を使用してしまうと染まり切っていない状態からさらに色を落としてしまうので極端に色落ちしてしまいます。
最も色移りしやすいのが新しい剣道着なので、新しい剣道着は最初2・3回は手洗いをすることをお勧めします。
まとめ
稽古には欠かせない、強さもわかる?剣道着(前編)
剣道着にもいろいろ、剣道着の種類
剣道着の手入れの仕方