剣道を習っている人であればやはり試合に勝ちたいと思うものです。そのためにはルールを熟知し、その中で勝つための稽古に励む必要があります。
今回は 剣道 上達には ルール の熟知が欠かせないその理由と、ルールの詳細について紹介します。
ルールを正しく把握していますか?剣道上達を目指す人へ(前編)
ルール熟知は剣道の根本!
あらゆるスポーツと同じように剣道にも決められた規則、すなわちルールがあります。このルールの中に試合時間はどのくらいか、勝敗の決定はどうやって決めるのか、などがあり、剣道の根本を支えているものです。
剣道を習っている人はこのルールを知ることが大前提となります。なぜならこのルールに則って試合が行われ、そしてルールにもとづいて勝敗が決められるからです。
ルールの上で勝敗が決められることではじめて、その人がどれほど優れた技術や才能を持っているかがわかるようになるのです。
もしこのルールを知らないまま試合に挑んだとしたら、知らないうちにルール違反をする可能性も0ではありません。ルール違反をすれば、鍛錬の成果を純粋に相手と競う意思がないとみなされ、すぐに失格になってしまいます。
どんなに優れた技術や才能があっても、そのルールを理解していなければ上級者として認知されることはありません。スポーツマンとして、剣道に励む者としてルールの熟知は大前提にあることを知っておきましょう。
ルールを知ることは上達すること
またルールを知ることは上達への近道です。なぜならルールの中には試合時間がどのくらいか、勝敗はどのように決められるのかがあるからです。
試合時間をしっかりと把握していれば、試合の中でどのくらいの時間をかけて攻めるべきか、あるいは守るべきかが判断できます。
また勝敗の決し方を熟知していれば、どういった戦略を組めば自分の実力を発揮し、勝つ可能性をあげることができるかを考えることができます。
そしてそうしたルールを最大限に活用した戦術を行うために、日頃の鍛錬で何をしていけばいいのか計画も立てやすくなるでしょう。日頃の鍛錬の計画が定まれば、練習の成果も効率よく得ることができます。だからこそルールを知ることは上達への近道となるのです。
試合場の広さ及び試合時間
剣道の試合場の広さは境界線を含み、9メートルもしくは11メートルの正方形または長方形です。試合場の外側が1.5メートル離れていなければならないと決められているので、会場によって少しずつ大きさが異なることになります。
試合場の中心となる場所にはバツ印が用いられ、そこから左右それぞれ1.4メートル離れた場所に開始線が描かれて完成となります。なお開始線の幅は50センチメートルです。
試合時間は5分が基準です。試合によってはなかなか勝敗が決せずに延長試合になることもありますが、そのときは3分となります。
主審の合図によって開始と終了の合図が告げられます。その主審が有効打突、あるいは試合の中止を宣告した場合、それが行われてから試合再開の合図が主審からなされるまでにかかった時間は試合時間には含まれません。
まとめ
ルールを正しく把握していますか?剣道上達を目指す人へ(前編)
ルール熟知は剣道の根本!
試合場の広さ及び試合時間