「剣道袴はどう選べば良い?失敗しない選び方を紹介します!(前編)」では、剣道袴の種類や選び方をご紹介いたしました。後編では剣道袴の相場やお手入れ方法をご紹介いたします。
本格的に 剣道 をはじめる場合は、綿の 袴 を一着用意することが好ましいでしょう。
剣道袴はどう選べば良い?失敗しない選び方を紹介します!(後編)
剣道袴の相場
剣道袴の相場ですが、『化学繊維』の袴でしたら5,000円程度と非常に安い値段設定となっています。3,000円台で購入できる袴ながら、吸水性や速乾性に優れたものもあります。
剣道袴は一度その販売店で購入して満足できると、次もその販売店で購入する傾向が高くあります。なぜなら次に購入する袴は質の良いものを選び、購入金額も高くなるからです。
多くの人が前もあのお店で買ってよかったからまたあそこで買おう、と考えるのです。そのためどの販売店もこぞって、初心者向きである『化学繊維』の袴を安価で販売しているのです。
『綿』の剣道袴の場合は上記でもお伝えしたとおり、番号によってその値段は大きく異なります。初心者におすすめの7,000番の剣道袴は10,000~12,000円ですが、10,000番の剣道袴は15,000円前後となっています。
『綿』の剣道袴の場合、染め方の違いも値段の差にあらわれます。有名な『武州正藍染』の袴になりますと、相場にプラスして10,000~15,000円となります。こちらの袴は有段者の人に好まれ、選ばれています。
剣道袴の手入れの仕方
『化学繊維』の剣道袴は手入れの手軽さが大きな特徴のように、洗濯機に入れて洗える袴がほとんどです。色落ちはほとんどありませんが、念のため目の細かいネットに入れるとなおいいでしょう。
あらかじめステッチが入っており、ひだが取れにくいようになっている『化学繊維』の剣道袴もあります。そうした剣道袴は洗濯後や稽古後の片付けの際にもたたみやすいので、ストレスなく使うことができます。
『化学繊維』の剣道袴と違ってかなり念入りな手入れが必要になるのが、『綿』の剣道袴です。藍染めされた袴は洗濯縮みや色落ちがあるため、洗濯機の使用や他の衣類と一緒の洗濯はしないようにしてください。
洗濯方法としてはぬるま湯をはった浴槽に泳がせるようにして洗うというものです。このとき、洗剤は使わずぬるま湯だけで洗うようにします。また、袴のひだが広がりすぎないように気をつけるようにします。
洗い終わったら陰干しをして十分にかわかします。綿がつまっている剣道袴ですと乾くのに時間がかかりますが、日干しをすると変色してしまいますので注意が必要です。
また『綿』の剣道袴は、購入した直後に藍止めという方法をすると色落ちをおさえ、深い色を保つことができます。その方法は決して難しいものではなく、購入したばかりの袴に専用の液を混ぜたぬるま湯につけるだけです。
剣道袴の販売店で1,500円程度で販売されていますので、袴を購入したらこちらの藍止液の使用をすることをおすすめします。
まとめ
剣道袴はどう選べば良い?失敗しない選び方を紹介します!(後編)
袴の種類
サイズの測り方と選び方
剣道袴の相場
剣道袴の手入れの仕方