袴 は 剣道 をするうえで必要不可欠な道具の一つです。普段着のように買い慣れていないものですから、どんな袴がいいのか、その袴の相場はどのくらいかなど気になるものです。
今回は初めて購入する人でも失敗しない袴の購入方法について紹介します。
剣道袴はどう選べば良い?失敗しない選び方を紹介します!(前編)
袴の種類
剣道袴を購入する際にまず知っておきたいのが、その素材が『化学繊維』と『綿』という2種類に大きくわけられるということです。『化学繊維』の袴は具体的に主にテトロンという素材を用いられたもの、『綿』の袴は藍染めされた綿を100%使用のものを指します。
『化学繊維』の袴はヒダが広がらないなど型くずれしにくい特徴があります。化学繊維の剣道袴は汗をあまり吸収しないものでしたが、今は吸汗、速乾性に優れたものも多く販売されています。
化学繊維の袴は『綿』の袴よりも安価で購入しやすいのですが、化学繊維ならではの独特な光沢感や、つるつるとした生地の質感が見た目からも伝わりやすいのが難点としてあげられます。試合や昇級・昇段審査よりは日頃の稽古用として持っておきたい袴です。
『綿』の袴は生地が分厚くどっしりとした質感があり、立ち姿を美しく見せてくれます。これから剣道に本格的に取り組もうとしている人やしっかりと手入れができる人であれば購入しておきたい袴です。
『綿』の袴にはそれぞれ5,000、7,000、10,000番というように番号が振り分けられています。この番号は1インチ角(2.54センチメートル角)の中でどれだけ綿の糸が打ち込まれているのか、を示しています。
番号が大きいとそれだけ綿の密度が高いうということであり、重さや生地の強度、値段も変わってきます。綿ですので使用を重ねていけば柔らかくなりますが、綿がつまっていても動きにくくなってしまいますので、初心者の人には7,000番の袴がおすすめです。
サイズの測り方と選び方
剣道袴は主に丈の長さでわけられ、号数で表記されています。丈の長さは前紐の真下から裾までの長さで決まります。正面側で測られており、紐幅は含まれないことに注意してください。
号数は16号から29号前後まであり、3~4センチメートル前後で区切られています。袴の販売店では、身長175センチメートルの人の場合、『化学繊維』の剣道袴であれば26号、『綿』の剣道袴であれば27号を選ぶのを目安にしています。
ただしあくまで平均値ですので、しっかりと自分の身体をメジャーで計測して確認してください。袴は足のくるぶしが隠れる程度が理想です。裾を踏んで転倒しないようにするためにも、自分の腰骨から足のくるぶしまでの長さを正確に測ります。
一人では正確に計測できないので、周りの人に手伝ってもらいましょう。
成長期の子どもや腰よりも少し高めに履く人は1号大きめのサイズをおすすめします。また『綿』の袴の場合は2~3センチメートル程度洗い縮みしますので、その点についても考慮しながらサイズを身長に選んでください。
まとめ
剣道袴はどう選べば良い?失敗しない選び方を紹介します!(前編)
袴の種類
サイズの測り方と選び方