礼を学びながら全身を使い技を繰り出す 空手 は、身体や精神を鍛えられるスポーツです。せっかく習い始めたのであれば自分に合った 道場 で、上達を実感しながら長く続けられるようにしたいものです。
今回は、着実に上達するために大切な道場選びの仕方について紹介します。
空手初心者必読!上達しやすい道場の選び方
空手は大きくわけて二種類
空手には多くの流派があります。その中でも一番おさえておきたいのが、空手は伝統派空手とフルコンタクト空手の2種類に大きくわけられるというものです。
伝統派空手は、古くから伝わる伝統的技術にもとづき、今も空手の主流となっている空手を指します。相手に直接打撃を与えることはなく、常に寸止めで行う空手です。反対にフルコンタクト空手は、相手の身体に直接打撃を与える空手をいいます。
この2種類の空手は稽古の取り組み方、試合に勝つために必要なことについても異なります。自分に合っているのはどちらなのか、まずはこの2種類の特徴をおさえておくことが正しい道場選びとなるでしょう。
伝統派空手について
伝統派空手では瞬時に有効な技を判断して相手に繰り出し、相手よりも試合で主導権を握れるかが勝負となってきます。そのためには普段の稽古からしっかりと型について理解し、それに取り組むための姿勢や心構えを身につけることが大切になってきます。
また伝統派空手の試合では、一撃一撃の技の重さよりも技のコンビネーションが重要視されます。なぜならスムーズに技を繰り出せるのは、型の理解と日々の空手に対する姿勢によって生まれるものであり、伝統派空手ではそれを重んじているからです。
伝統派空手では技を寸止めすることから本格的な防具を用意する必要はないため、購入費用もかかりません。また怪我のリスクもそれほどないため、初心者でも安心して始められる空手となっています。ちなみに流派には松濤館流、剛柔流などがあります。
フルコンタクト空手について
フルコンタクト空手は実践空手と呼ばれ、相手に直接打撃を加える空手です。伝統派空手のように型の完成度が重要視されるのに対して、こちらの空手では組手で相手を圧倒することが求められています。相手を倒すための技や、相手の技を受け切るための防御力が求められるのです。
こうしたハイリスクを伴う空手のため、安全に試合をするためにルールが細かく決められています。上達への近道は、このルールをしっかりと把握することです。ただフルコンタクト空手の中でもいくつかに大別でき、それによってルールが異なります。
例えばフルコンタクト空手の元にもなっている極真空手では手を用いた技での顔面攻撃は禁止とされていますが、それとは別に防具をつけた直接打撃空手では手による顔面攻撃が可となっています。
また極真ルールでは倒れた相手への直接攻撃や衣服のつかみなどを禁じていますが、投技や寝技なども可能としている総合空手というのもこのフルコンタクト空手にはあります。
自分がこれから空手を始めるにあたってどんな空手道を歩むのか、それによってどんなリスクがありどんなルールがあるのか、これらをあらかじめ知ることがフルコンタクト空手の道場選びの大前提としてあげられるでしょう。ちなみに流派には極真会館や正道会館などがあります。
まとめ
空手初心者必読!上達しやすい道場の選び方
空手は大きくわけて二種類
伝統派空手について
フルコンタクト空手について