観葉植物を育て始めて、2~3年経過したら植え替えや土の交換目安といわれます。難しそうに見える植え替えも、手順通りに慎重に行えばほぼ失敗することはありません。
土を良く知ることや観葉植物の植え替えの手順、 土 の配合のコツを押さえて 観葉植物 が元気に育つ 植え替え 方法についてお伝えします。
観葉植物の植え替え・土選びの成功の秘訣とは
観葉植物の植え替えのタイミング
観葉植物の植え替え、土の交換のタイミングは、前回交換・購入から2~3年経過したら行う目安とします。
この年数が経過していなくとも、鉢から根が出ている、水を与えたときに染み込みにくい、観葉植物が成長し鉢とのバランスが悪くなった時は植え替えの目安となります。
植え替えの時期は、5月~9月の間がベストとされており、寒冷地では5月中旬以降~8月中旬までに終わらせるようにします。これは植え替えた後、根が定着する前に冷え込むと観葉植物が傷んでしまうからです。
また、亜熱帯地域原産の観葉植物は梅雨時期に植え替えをしても定着しやすいのですが、中には根腐りをすることがあるため梅雨が明けたら行うのが望ましいでしょう。
観葉植物の土の種類とは①
観葉植物の植え替えに必要な土は、いくつか種類があります。初心者には必要な養分や用土が配合されたものも販売されていて便利です。観葉植物に適した土の種類や特徴、土の特徴を理解し最適の配合割合がわかれば活き活きとした観葉植物が育つのではないでしょうか。
赤玉土は、関東ローム層の赤土から作られ、粒状の用土で水はけ・保水・通気性に優れています。鹿沼土は、栃木県鹿沼地方でとれる土で赤玉土同様の特徴があるほか、害虫や雑草の種子などを含まない土で雑菌を嫌うような植物に適しています。
腐葉土は、保肥性に富み通気・保水性に優れていますが、カビが発生しやすい特徴があります。気になる場合はピートモスかパーライトを代用します。
観葉植物の土の種類とは②
ピートモスは、保水性のある用土で本来は酸性度が高く観葉植物など園芸用には適さない用土ですが、酸性度(pH)調整済みの用土であれば使用することが可能です。
買い求める際は、必ず確認をされると良いでしょう。パーライトは火成岩を加工して作る白色の顆粒状の用土で保水・通気性に優れています。使用するときはほんの少しにするのがポイントです。
バーミキュライトは雲母系の鉱物を加工処理した用土で赤玉土やピートモスに混ぜると、保水性と保温性に優れた効果を発揮します。保温性に優れた用土はバーミキュライトだけです。
観葉植物の土の配合目安
基本的な観葉植物の植え替えに必要な用土の割合は、赤玉土が6~7割:腐葉土が4~3割です。腐葉土を代用する場合はピートモスを同じ割合で配合してください。保水性を好む観葉植物に適した用土は、赤玉土が5割:ピートモス4割:バーミキュライト1割です。
乾燥しやすい場所に配置する場合や種類によっては変える必要があります。水はけと通気性に優れた用土の配合目安は、赤玉土5割:腐葉土1割:パーライト4割です。
根腐れを起こしやすいサボテンや多肉植物などの観葉植物に適しています。水はけに特に優れた用土の配合は、赤玉土6割:腐葉土3割:パーライト1割です。
観葉植物の植え替えの方法
観葉植物の植え替えに必要な土や鉢などを準備してから植え替えを開始します。
観葉植物を優しくゆすり鉢から取り出します。土が固くなってしまっている場合は、鉢をコンコンと叩くと外れやすくなります。観葉植物を外したら、伸びた根っこを下の方からほぐし3分の1~2分の1程度まで取り除きます。
新しい鉢に鉢底ネットや軽石を入れて好みの配合の新たな土を半分ほど入れます。植え替える観葉植物をおき、さらに必要な分の土を足していきます。鉢の上部から3cmくらいには用土を入れないようにします。
これは、ウオータースポットといって水やりをした際に必要な水が下へ流れるためのものです。植え替えが終了したら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをすれば観葉植物のお植え替えが完了です。
まとめ
観葉植物の植え替え・土選びの成功の秘訣とは
観葉植物の植え替えのタイミング
観葉植物の土の種類とは①
観葉植物の土の種類とは②
観葉植物の土の配合目安
観葉植物の植え替えの方法