初心者でも育てやすいと言われる観葉植物の一つがパキラです。パキラは、風水でも運気を上げる植物として人気です。年間通して緑を楽しめるのが 観葉植物 の魅力ですから、 パキラ の 育て方 を確認して、長く楽しみましょう。
幸運を呼ぶ観葉植物「パキラ」の育て方
選び方
育てやすいことで人気なのがパキラですが、やはり元気なものを選ぶことが最初のポイントです。大小さまざまですから、サイズは置く場所にあったものを選びます。
まずは葉の状態です。濃い緑で、元気に茂っているほうがいいです。葉の先が少し枯れていたり、他の葉と色が違う(黄色っぽい)葉が何枚かあるものは健康ではない証拠です。
次に、アブラムシなどの害虫がついていないかをしっかりチェックします。パキラは害虫がつきにくい植物ですが、全くつかないわけではありません。少しでも虫がついているパキラを持ち帰ることで、他の植物に影響する可能性があります。
土は水はけのよいものを選んでください。パキラは高温多湿を好みますが、水はけがよくないと、根腐れの原因になります。
置き場所
パキラは、春と秋は外で育てることができます。ただ、直射日光を受けると葉が焼けてしまいますから、遮光ネットが必要です。遮光ネットは園芸屋だけでなく、100円ショップでも売っています。ネットを使って、30〜50パーセントの遮光をしてください。
観葉植物は室内に置く人が多いですが、室内の場合も直射日光を避けます。明るい日陰やレースのカーテン越しくらいの光があたる場所が最適です。エアコンがある部屋の場合は、エアコンの風が直接あたらないように注意してください。葉が痛んでしまいます。
温度調節と水やり
パキラは高温多湿を好む観葉植物です。低音には弱いですから、5℃以下にならないように注意します。屋外に置いている場合は、気温が10℃をきったら室内に移すようにしてください。
気温(または室温)は水やりのタイミングにも関係します。春から秋はパキラの成長期です。温度が10℃以上の時期は土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。冬または温度が10℃以下の時期は成長が遅くなるので、水分はあまりいりません。
土の表面が乾いたなと思ってから2、3日したころに水やりをします。ただ、葉が落ちたりする場合は水やりの間隔を狭くして調節する必要があります。
水やりとは別に霧吹きで葉に水をかける「葉水」も必要です。これは毎日です。葉水は乾燥防止だけではなく害虫がつかなくする効果もあります。
また、葉にはホコリがつきやすいですから、葉水の際に、ときどき濡らしたティッシュなどで拭いてあげるといいです。葉水によって美しい葉を維持することができます。
肥料
他の植物と同じように、パキラも肥料を与えると成長がはやいです。成長期の春から秋にかけて肥料を与えます。10日ごとくらいです。
パキラは多湿を好む観葉植物ですから、心配なのがコバエです。肥料にはいろいろな種類がありますが、化学肥料を使うとコバエが発生しにくくなります。
また、土の表面に無機質の用土を使うことでもコバエを防ぐことができます。
剪定と増やし方
丈夫で育てやすいパキラはぐんぐん伸びて、剪定が必要になります。どこを切っても新芽がでますから、あまり考えすぎずに好きな形にそろえていきます。
5〜6月が剪定に適した時期だと言われています。この時に変色してきた葉を落としたり、伸びすぎて細くなった枝を落としたりします。
剪定した枝を使って、挿し木をすることもできます。パキラを増やしたい場合は、2節くらいの枝を切り落として、土に刺すだけです。
また、この時期は植え替えにも適しています。パキラは、2年に一回の植え替えをすることで、根腐れを防いで長期で楽しむことができます。
まとめ
幸運を呼ぶ観葉植物「パキラ」の育て方
選び方
置き場所
温度調節と水やり
肥料
剪定と増やし方