観葉植物も数年経つと、鉢と観葉植物のバランスが悪くなってきます。水やりをしても水の吸収が悪い、購入してからそのままの鉢で間が経っている、 観葉植物 の葉に張りがなくなってきたなどの所見が見られた場合には、 植え替え を検討します。
ポイントを押さえれば誰にでも簡単に植え替えができますのでご説明いたします。
失敗しない!観葉植物の植え替えに最適な時期と方法
観葉植物の植え替えに最適な時期は?
観葉植物の植え替えの時期は、植物の成長が活発な時期に行うのが一般的です。5月中旬から9月中旬までが植え替えに適しているといわれています。寒冷地では8月頃までに済ませると良いでしょう。これは植え替えした観葉植物の発育が悪くなるのを防ぐためです。
また、梅雨時期の植え替えは熱帯・亜熱帯地域原産の観葉植物以外は避けるようにします。気温が15度以下は観葉植物の発育に適しません。
植え替えと根が定着するまでの期間を「植え替え」と考慮すると植え替え時期は暖かい期間に行うのがベストだと言えるでしょう。
観葉植物の植え替えに必要な物
観葉植物の植え替え時に必要な物はあらかじめ準備しておくことが大切です。限られたスペースで行う場合には、大きなビニール袋の中で作業を行うと周囲が汚れることを防ぐことができます。観葉植物の「専用の土」が売られています。
慣れてきたら、ピートモス・パーライト・バーミキュライト・赤玉土などを配合して使うことも可能です。植え替えする観葉植物の鉢は現在使用しているものよりも1~2回り大きめの「鉢」を選びます。鉢の底に入れる「鉢底石」も忘れずに用意しましょう。
他にはスコップ・ハサミや軍手が必要です。
観葉植物の植え替え方法とは
観葉植物の植え替えの手順は、新しい鉢の底に鉢底石を入れておきます。目安は鉢の大きさにもよりますが、3分の1から4分の1強くらいです。観葉植物の土を鉢底石が見えなくなるくらいにふんわりと入れます。植え替えたい観葉植物を鉢から引き抜きます。
鉢のすみを軽くコンコンと叩くと土が緩んで観葉植物が抜けやすくなります。鉢から抜いたら、全体のバランスを見ながら、根鉢の下側半分から4分の1ほどをほぐして切ります。新しい鉢に入れて、高さのバランスを見ながら土を入れていきます。
観葉植物の根に土がいきわたるように鉢の周囲を軽く叩きながらなじませます。土が入ったら植え替えた観葉植物にたっぷりと水やりをします。
水やりで減った嵩のぶん、土を足しておきます。鉢の高さに対して、上部2割は土を入れないでおきます。これは、水やりをした時に水が鉢からこぼれないようにするためです。
観葉植物の植え替えた後の管理方法
観葉植物を植え替えたら、直射日光を避けて風通しの良い半日陰の場所に置きます。植え替えの作業で観葉植物は弱っています。日光の下で管理できる観葉植物もこの期間だけは半日陰の場所で過ごさせます。
水やりの頻度は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。根腐れを防ぐために鉢底の水は捨てるようにします。植え替え後に、観葉植物の葉が元気になってくれば植え替えが成功です。
観葉植物の植え替えのコツ
植え替え時の土を入れていくときに土を叩いて固めないことです。鉢横を叩いて馴染ませる感じで十分です。土を叩くと空気が抜けてしまい根腐れの原因にもなります。
植え替えたら、何かスタミナのつきそうな肥料を入れてあげたいと考えがちですが、観葉植物の専用培養土であれば十分です。観葉植物の根は切ったばかりなのでとてもデリケートです。人間でいうならば傷口にからしを塗るような行為なので、肥料は与えません。
植え替え後の観葉植物は、かまい過ぎないことが定着するコツではないでしょうか。
まとめ
失敗しない!観葉植物の植え替えに最適な時期と方法
観葉植物の植え替えに最適な時期は?
観葉植物の植え替えに必要な物
観葉植物の植え替え方法とは
観葉植物の植え替えた後の管理方法
観葉植物の植え替えのコツ