現在は、食事が原因の生活習慣病が増えていることから管理栄養士の求人先は多いのです。例えば病院で患者の食事の栄養指導を行うことや高齢化社会に関係して老人保健施設での需要も高まっています。
しかし 管理栄養士 の 給料 は、雇用先の規模や年齢によっても違いがありますのでご紹介します。
管理栄養士の給料は、年齢や企業規模によって違いがあるのか
管理栄養士とは
管理栄養士は、国家資格の一つで厚生労働大臣からの免許を受けます。主には、養成施設などを卒業することで資格を取得できますが、大学や専門学校等を卒業して栄養士、管理栄養士の受験資格を取得した後に試験を受ける場合が多くなります。
試験としての難易度は、普通程度で学校を卒業後に受験した場合の合格率は、60%以上となります。しかし他の仕事をしながら受験した場合には、合格率としては10%から20%となるようです。
管理栄養士の雇用先と仕事内容とは
求人先としては、先述しました病院や老人保健施設、また給食センターや食品メーカーなどでの求人が多くなります。
仕事内容としては、病院での管理栄養士としては栄養サポートチームと呼ばれるグル-プで、医師や薬剤師、看護士などと患者の疾患や症状に応じる栄養管理を行います。
糖尿病の方であれば、減塩の食事やその他適切な食事などの指導などを基本的に行なう栄養管理の仕事となります。患者に対して行なう栄養指導は、単独で行なうことはできないので主治医の指導を受けながら実施します。
また老人保健施設や特別養護老人ホームなどの場合には、入所者の食事の献立や調理場の管理を行い、さらに栄養相談を介護予防を実施している施設などでは介護の予防のために実施します。
このような仕事以外にも健康相談をスポーツセンターで実施したり、スポーツ選手の栄養管理やダイエット指導、乳幼児の栄養調査や栄養相談、食育推進などを健康診断時などに保健センターや保健所で実施します。
また学校の給食に関しては献立表の作成や食品の発注などをします。
管理栄養士の給料とは
就職先や仕事内容などにより差があると思いますが、年齢による平均的な給料としては、次のようになります。
年齢が20歳から24歳では、平均月額給与は15.3万円です。25歳から29歳では、19.1万円、30歳から34歳では21万円、35歳から39歳では23.9万円です。
40歳から44歳になると26.9万円で、45歳から49歳では30.1万円、50歳から54歳では32.3万円、55歳から59歳では32.0万円となります。給料や年収が一番高くなるのは、50歳から54歳頃となります。
企業の規模での違いは
企業の規模による管理栄養士の給料の違いとしては、次のようになります。算出の仕方としては、わかりにくいのですが大企業や中企業、小企業で働いている場合の差を企業規模比率という厚生労働省から出されたもので掛け合わせて算出しています。
大企業の管理栄養士では31.2万円で、中企業の管理栄養士は25.8万円、小企業では23.4万円となり、かなり差があります。
管理栄養士の場合には、国家資格でも有効期限がありません。そのため結婚し出産などで離職した場合でも管理栄養士としての資格を活かして再就職することが可能です。また年収としても安定しています。
平均年収は、管理栄養士の場合には430万円ほどですが、仕事内容で年収が異なるということは少なく、それよりも就職した企業の待遇などで管理栄養士としての給料や年収に差が出ます。
ただ当然のことですが、条件が良いという求人先への応募者は多くなり採用も簡単ではありません。
面接の際などには、管理栄養士として企業が何を求めているかなどやどんなタイプの求人なのかを調べるなど採用先の企業研究をすることも大切です。
まとめ
管理栄養士の給料は、年齢や企業規模によって違いがあるのか
管理栄養士とは
管理栄養士の雇用先と仕事内容とは
管理栄養士の給料とは
企業の規模での違いは