介護保険制度が施行され介護報酬請求業務が介護事務の専門的な仕事となりました。高齢化社会からスポットライトを浴びる機会も増え、介護事務の資格や求人は多くの人々から認知されるようになり、年々介護事務の需要は増加しているのではないでしょうか。
話題の 介護事務 求人 の見方や給料についてご説明いたします。
介護事務で働きたい!求人の見方と給料の実際は?
介護事務の求人が気になる!勤め先はどんな場所?
介護事務の求人を見ていても、初めての方は、名前は聞いたことはあってもよくわからないものです。介護事務の資格を持っていても戸惑うことが多いかもしれません。
介護事務として働ける勤め先は、入院後に自宅に帰る前に、療養やリハビリを兼ねて3か月を限度に利用できる老人保健施設、24時間体制で見守り、介護度や自立度に応じて介護サービスを受けることが可能な特別養護老人ホーム、養護老人ホーム、グループホーム、期間限定で利用が可能なショートステイ、入浴やリハビリを受けることが可能なデイサービス、自宅に訪問し介護サービスをしてくれる訪問介護やヘルパーステーション、訪問看護ステーションなどになります。
勤め先によっては、グループホームとショートステイを兼任して介護事務を行うなど、事業所の規模によって変わってくることもあるようです。他にも、居宅介護支援事業所、国保連合会、保険請求審査機関、損害保険会社など多岐にわたります。
介護事務に求められるスキルとは?
介護事務に求められるスキルは、決まった期日までに介護報酬請求業務を確実に終えることができることが第一条件です。介護事務の仕事が未経験でも、介護事務の資格を持っていると印象は良くなるかもしれません。
パソコンスキルは最低限表計算程度ができることが望ましいといえるでしょう。介護報酬請求業務はパソコン入力が主体です。他には良好な人間関係を築き上げられ、「気づき」のある方です。
何と言っても人が相手の職種ですので、介護事務の仕事をしながら、一般事務もこなすことが多いようです。介護事務の仕事の傍ら、接客や電話対応、伝達、入力業務伝票処理や介護報酬請求業務をこなしていきます。
事業所によっては、プラスアルファの業務も出てくるのではないでしょうか。
介護事務の求人募集で注意すること
介護事務の求人で注意したいことは、毎月10日までに国保連に介護報酬請求を提出しなければなりません。
企業の収支に関わることなので、介護事務が作成したものをケアマネジャー、管理者などの確認を経て提出となるためギリギリまでに終わらせればいいというわけにはいかないようです。月末から入力業務を始め、入力にミスがないかを確認します。
いくら働き方が選べるという介護事務の求人であっても月末月初めは確実に忙しい、残業もあるかもしれないという事だけは念頭においておくことが必要です。
介護事務の求人で注意しなければならないのは、介護業界は万年人手不足ということです。面接に行って、「現場の方には興味がありますか?お願いしたら働くことは可能ですか?」と聞かれることがあるかもしれません。
就職が決まって勤めたら、介護事務ではなく現場勤めになってしまったということもあります。介護事務の求人以外のことを持ち出された場合には潔く断る姿勢も大切です。
介護事務の求人募集での給与と実際の給与相場は?
介護事務の求人を見ていると、月給は18万円前後が多いようです。地方の場合の月給はもっと低いかもしれません。月給18万円前後の場合、正社員雇用だとさらに各種手当もつくので年収は300万円前後も可能かもしれません。
アルバイトやパートタイマーですと、時給850円~950円が平均的です。働く時間にもよりますが、5時間であれば、月給9万円前後といったところでしょうか。もちろん月末月初めの介護報酬請求業務による残業をすれば、残業手当は支給されるでしょう。
ちなみに介護事務求人の約半数は正社員雇用です。介護事務は少人数で、介護保険請求業務や事務作業にあたるため、確実に出勤が取れる方、繁忙期に残業ができる方が採用されやすいのかもしれません。
まとめ
介護事務で働きたい!求人の見方と給料の実際は?
介護事務の求人が気になる!勤め先はどんな場所?
介護事務の就業形態は選べる?
介護事務に求められるスキルとは?
介護事務の求人募集で注意すること
介護事務の求人募集での給与と実際の給与相場は?