ITパスポート は情報処理技術者試験の一部になっている国家資格です。
ITパスポートの 難易度 は初級システムアドミニストレータの試験よりも少し難易度が低めではありますが、合格率が40%後半に及ぶ試験です。
勉強時間 はどのくらいなのか?他の資格試験と比べながら紹介します。
ITパスポートの難易度を他の試験と比べて勉強時間を考えよう
ITパスポートとはどのような試験内容でしょうか?
ITパスポートはキャリアアップにも利用されるような試験で、エンジニアのキャリアとしては通例の試験ともいえます。
最近では入社試験前のパソコンスキルとしてITパスポートを取得する学生も多くなってきました。
セキュリティー面やネットワークなどの基礎的な部分から経営の戦略や財務関連、法務関連の知識を問われる試験です。
専門職として働くだけでなく、営業の仕事でも活用できる点ではだれでも対象になる国家資格であり、実際の試験の応募割合はIT企業以外の企業に勤めている人の方が多いのが特徴です。
学生の割合はやや社会人よりも少なめではありますが、学生時代から意識をしてITパスポートを取る人はこれからより多くなってくるでしょう。
また、大学によっては単位として扱ってくれるところもあり、入試の際の優遇にもつながっているほどの試験なので注目度は年々高くなっているようです。
ITパスポートの難易度を他の試験と比べてみよう
ITパスポート試験は1000点が満点で、100問に及ぶ問題がだされます。合格の目安としては60%で普通の国家試験では妥当なパーセンテージではないでしょうか。
今までどれだけパソコンを使っていたのかによって、難易度はかなり変わってきます。
また、大学生であれば、学部によっては知っている内容もあり、簡単に取得できる人もいます。
パソコンを触ったことがない程度の人にとってはとても難易度が高いのでまずはマイクロソフトのMOSなどを受けることから始めた方が良いでしょう。
勉強の方法にもよりますが、難易度が非常に高い訳でもないので独学でも対応できる点では現在のパソコンの普及を考えると、安易な方かもしれません。
ちなみに国家試験で難しいとされている司法試験と公認会計士は偏差値として換算すると77になります。司法書士や税理士は75前後、不動産鑑定士は74です。
数学検定、漢字検定の1級が69で合格率が5%というのは有名です。社会保険労務士は偏差値65、簿記能力検定の上級が65、行政書士は62となっています。
漢検準1級が偏差値59、英検2級が55、保育士が偏差値58で、ITパスポートの偏差値は45とされています。
同じくらいのレベルの試験としては介護福祉士や野菜ソムリエ、マイクロソフト認定トレーナーなどがあります。
MOSのスペシャリストは偏差値が39となっていますが、パソコンの好き嫌いは人によって大きく変わるので参考程度に考えてみてください。
ITパスポートの難易度は他の有名な国家試験と比べるとそれほど難しくはないという偏差値にはなりますので、誰にでも受けられるという大きな利点はあります。
実際のトコロ・みんなはどのくらい勉強時間をとっている?
しっかりと勉強して理解しつつ記憶ができる人なら10時間から20時間で合格圏内にいくぐらいにパソコンに触れる機会が多い人は簡単に勉強ができるようです。
もちろん、IQによってはまったく違う結果が生まれるので、人の勉強時間はあてにはなりませんが、司法試験のように何度も受験しないといけないような難関問題ではないことは明確にわかっています。
例えば、保育士は毎日2時間勉強して6か月かかると通信講座では説明されています。
実際は実技のピアノが難しくて落ちる人が多数いるために難易度が高めになるので、筆記試験の内容はさほど難しくはありません。
このように試験内容によって勉強時間は変化してくるので、得意分野であるかどうかによって勉強時間は大幅に変化します。
ただ、難易度からして簡単な方の資格試験なので、どうしても受かりたいと思っている方は勉強時間を20時間以上はかけて、過去問の対策をしっかりととって、わからないところがないようにしてから試験に望むことが大切でしょう。
まとめ
ITパスポートの難易度を他の試験と比べて勉強時間を考えよう
ITパスポートとはどのような試験内容でしょうか?
ITパスポートの難易度を他の試験と比べてみよう
実際のトコロ・みんなはどのくらい勉強時間をとっている?