医療事務 の資格は試験内容の専門性の高さから、学校に行ったり通信講座を受講して取得するのが一般的ですが、中には受験資格なしのものもあり、 独学 でも取得が可能です。
独学でとるのは難しいとされる医療事務の資格ですが、挫折しないおすすめの方法もあわせてご紹介します。
独学でとれる医療事務の資格と途中で挫折しない方法
医療事務の資格を独学でとるメリットは?
医療事務の資格は民間の資格なので、資格をとらないと医療事務として働けないということはありません。
しかし実際の現場で働くスタッフは資格のある人が多いですし、常に人手不足の仕事なので即戦力になれる人が優遇されることが多く、資格を持っている方が確実に有利です。
専門的な勉強になるので学校に通ったり、通信講座で勉強してとる方が多いですが、だれでも受験できる試験は独学でとることも可能です。
暗記すればどうにかなるような試験ではないので独学での合格は難しいですが、通学や通信よりも勉強の費用が安く抑えられることが独学のメリットといえます。
だれでも受験できる医療事務の資格
医療事務の資格は、一定期間以上の実務経験や特定の講座の受講が必要なものが多いのですが、「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」など、受験資格がなくだれでも受験できるものもあります。
「診療報酬請求事務能力認定試験」の方は合格率が低く、難易度が高いことで有名です。
このほか、医師の秘書業務を専門におこなう「医療秘書」の資格にも「医療秘書技能検定試験」など受験資格なしのものがあるので、医療秘書になりたい場合は、これらの資格を独学で取得すれば医療秘書としての仕事に就きやすくなります。
独学は挫折しやすい?
保険や療養担当規則などの法律的な勉強は暗記すればいいのですが、実技試験で出されるレセプトの作成は暗記ではなく、診療報酬早見表の見方や算定のテクニックやコツが必要になります。
それをゼロから独学で勉強するのは非常に根気がいりますし、テキストの文章だけでは理解しづらい部分もあるかもしれません。勉強がスイスイはかどらないことで面白くなく、挫折もしやすくなってしまいます。
独学で資格をとるおすすめの方法
このように、特にレセプト作成の実技試験を含む医療事務の資格は独学でとるのはなかなか難しいことですが、どうしても独学でとりたいなら、医療事務として働きながら、合格率が高い「メディカルクラーク」の資格をとる方法がおすすめです。
冒頭でお話ししましたが、医療事務の資格はすべて民間の資格なので、たとえば教員免許や医師免許などのようにその資格がないと仕事ができないというわけではありません。
有資格者に比べて給与は安くなりますが、常に人手不足の業界なので大手の派遣会社などの求人なら無資格でも採用される可能性は十分あります。
業務に関わる場合は実際に診療情報(カルテ)の中身を見たり患者さんの保険証を見たりできるので、テキストでは理解しにくかった部分がわかりやすくなるはずです。
少しずるい方法ですが、有資格者の同僚と仲良くなればその人が使っていたテキストを借りたり、実技試験のテクニックを聞くこともできます。
総合病院などであれば事務スタッフもたくさんの人が働いていますので、資格をとるために勉強をしながら働いていたり、試験は不合格だったが採用され、合格をめざしながら働いているなど、同じ目的の人と知り合いになれる可能性も高いです。
独学での勉強に限界を感じたら、まずは仕事を始めてみることが挫折しにくくなるおすすめの方法です。
まとめ
独学でとれる医療事務の資格と途中で挫折しない方法
医療事務の資格を独学でとるメリットは?
だれでも受験できる医療事務の資格
独学は挫折しやすい?
独学で資格をとるおすすめの方法