女性のライフスタイルに合わせて働けるため女性に人気のある 医療事務 ですが、 男性 の医療事務員はいるのかと疑問に思う人がいるかもしれません。
実際、病院やクリニックの窓口ではほとんど見かけることのない男性医療事務員ですが、最近はその安定性から人気があると言われています。
男性にも人気の医療事務
医療事務員の仕事
医療事務員の仕事は、病院やクリニックの窓口で患者が診察や検査にかかった費用を計算し、患者から費用を徴収することが主な仕事ですが、月末月初のレセプト作成や、カルテの管理、健康診断に関する事務など、私たちには見えない部分での重要な仕事がたくさんあります。
特に、大学病院のような大きな病院になると、医療事務に関する業務はさまざまな種類があるため、医事課という課のなかで職員がいろいろな業務に従事しています。
クリニックでは受付にいる医療事務の人は女性がほとんどですが、大学病院のような大きな病院の医事課には、男性の医療事務員が結構いるようです。ですが、窓口対応をすることはほとんどなく、専門的な事務をしていることが多いようです。
医事課とは
では、医事課とはどのような課なのでしょうか。大学病院などの大きな病院では、医療事務に関するさまざまな業務があるため医事課に所属していいる職員が分担して業務を行っています。
外来、入院に関する事務全般、窓口、会計、レセプト作成、点検など、経験があまり必要でない業務や専門的な知識がかなり必要とされる業務などがあり、課長を中心に病院内のシステムがスムーズに進むよう仕事に従事しています。
男性は課長などの役職のある立場で仕事をしていることが多く、医事課に長く勤務し、行政に関わるような重要な仕事を任されている男性職員もいます。
男性が医療事務員として働くメリット
医療事務は、安定性のある仕事ですので男女問わず人気のある仕事ですが、職場の8割は女性が中心であるため、男性職員は重要な仕事をまかされることが多く、役職につくことが比較的早いようです。
そのため、長く勤務することにより専門的な知識を生かしながらやりがいのある仕事をすることも可能になります。
お給料は病院により異なりますが、400万円前後が相場のようです。役職がつけば手当ても出ますので、結婚して家庭を持っても定年まで安定した生活ができるようです。
男性医療事務員にしかできないこと
病院には外来、入院ともにさまざまな病気の患者や家族が多く来院しています。病気のため精神的に不安定になり、院内で騒動がおきたりすることもあります。そのようなときには女性事務員よりも男性事務院のほうが対処するときに向いていることがあります。
また、夜間の救急外来など、女性事務員だと危険だと思われる時間帯には男性事務員が当番で対処しています。
あってはいけないことですが、医療ミスなど院内でのトラブルがありマスコミなどの対応が必要なときには、男性事務員が対応することが適している場合もあります。
クリニックのような開業医であれば、問題がおきたときはすべてにおいて院長が対応しますが、大学病院のような大きな病院であると、医事課で責任をもって取り組む仕事が多くあるため、そのようなときに男性事務員がいるとその力を発揮することができます。
男性にとって医療事務員としての将来性
医療事務は女性の仕事というイメージが強く、まだまだ人数も少ないかもしれませんが、安定性もあり定年まで勤務できるため、将来性のある仕事のひとつです。
最近は、仕事に対する安定性を求める人が多く、男子学生のなかには医療事務の資格を取得している人が増えているようです。
また、大学病院でなくても、例えば、男性専門の病気のクリニックの受付に男性事務員が増えてくる可能性もあります。
また、電子カルテの導入にともない情報処理の勉強などを専門としていた男性にとって、医療事務員としての活躍の場が広がると期待されます。男性看護師が増えているように、男性医療事務員もこれからますます増えていく可能性が高い仕事のひとつです。
まとめ
男性にも人気の医療事務
医療事務員の仕事
医事課とは
男性が医療事務員として働くメリット
男性医療事務員にしかできないこと
男性にとって医療事務員としての将来性