「“インテリアコーディネーターになれる”独学のコツはここ!(前編)」では、インテリアコーディネーターとはどのような仕事であるのか、またその試験概要についてご説明いたしました。
後編は、 インテリア コーディネーター の資格を得るために 独学 で勉強するコツについてお伝えいたします。
“インテリアコーディネーターになれる”独学のコツはここ!(後編)
独学を始めよう(一次試験対策)
一次試験はマークシート形式の選択問題が50問出されます。合格ラインは毎年変動しますが、75~80%です。したがって38問以上正解を取ることができれば、まず一次試験は突破できます。
ただしインテリアコーディネーターの一次試験は、毎年広い出題範囲から少しずつ問題を出すことが多いため、偏った勉強をしていると合格ラインをクリアすることはできません。
インテリアコーディネーターの独学の勉強時間は約8ヶ月間です。おおまかに2ヶ月で概要と単語を覚え、5ヶ月で過去問を徹底的に繰り返し解き、最後の1ヶ月で苦手な分野を克服します。
まず最初の2ヶ月です。この時期は独学を始めたばかりでインテリアコーディネーターが何かも掴みきれていない状態ですので、まず最新のインテリアコーディネーターの一次試験専用のテキストを購入します。
その際にはなるべく分厚すぎないテキストを購入するようにしましょう。およそ2ヶ月ほどそのテキストを読みこなすとともに、重要な単語は単語帳に書き出し暗記できるようにしていきます。
次の5ヶ月では、より過去の問題が収録されたテキストを中心に独学していきます。
おすすめはハウジングエージェンシーから出版されている『インテリアコーディネーター1次試験 予想問題徹底研究』『インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究』シリーズです。
これらが過去の出題傾向だけでなく、その年の出題傾向も把握することができます。
最後の1ヶ月は追い込みです。過去問を解く中でつまづきやすかった部分を確認し、基礎をきちんと頭に入れていきます。直前対策のドリルなども出版されていますので、それを利用するのもいいでしょう。
独学を始めよう(二次試験対策)
二次試験の論文とプレゼンテーションですが、鬼門となるのが時間です。課題を読み解き、どのように表現するのが相応しいか考察し、実際に文章や図面で示していくことになりますので、独学での対策が不十分ですと180分という試験時間でも終えることができません。
二次試験に関しては、始めから制限時間内に課題を完成させることを念頭におき、徹底的に過去問を解くのが最適な方法です。実際の試験に使う三角スケールなどに慣れておくこともできます。
その際にはただ問題を解くのではなく、課題を解くためのプロセスをきちんと覚えておきましょう。そうすればいざ試験のときに目新しい問題が出てきたとしても戸惑うことも少なくなります。
おすすめのテキストは一次試験同様、ハウジングエージェンシーから出版されている『インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究』と『インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究』シリーズです。
それに加えて製図練習帳も出版されているのでそちらも活用するとなおいいでしょう。
なお、インテリアコーディネーターの一次試験と二次試験は同一年内に受けることが可能です。
ただしもしそれを希望しているのであれば、毎年10月初旬に行われる一次試験、12月初旬に行われる二次試験を受けることになりますので一次試験対策と一緒に二次試験対策の独学もする必要があります。
一次試験さえ通っていれば、次年度から3年間は一次試験を受けずに二次試験だけを受けることができます。一次試験対策しか今はできない、という人は二次試験を来年に回すという手もあります。自分の独学スピードに合わせて決めていきましょう。
まとめ
“インテリアコーディネーターになれる”独学のコツはここ!(後編)
独学を始めよう(一次試験対策)
独学を始めよう(二次試験対策)