保育士の仕事は子どもと遊んだりするイメージがあっても、実際はどうなのかはわからないものです。保育士の仕事は、奥が深く保育以外にも仕事は山ほどあるようです。それでも保育士の仕事に魅力を感じる理由とは何でしょうか。
いつも笑顔の素敵な 保育士の仕事 内容ややりがい・大変なことについてお伝えします。
保育士の仕事内容とは?やりがいや大変なことはある?
保育士とは?
保育士とは、法律上は保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者をいう。(児童福祉法第18条の4より)
保育士は、時に子どもの立場、またある時は大人の立場になりながら子どもの発育に必要な保育を行っている方です。
働き方も正規保育士、パート保育士などさまざまです。勤務する保育施設内で役職もあり、クラスを受け持つ担任保育士、業務をサポートする保育士、保育士を指導する主任保育士などがあります。
保育士の仕事のおおまかな流れ
保育園は朝8時~9時頃の登園がおおむねですが、事情によっては早朝7時頃から子どもを預かることもあります。子どもが登園してきたら、教室であいさつなどや連絡をした後、遊びや工作などの時間に入ります。
サッカーや砂場遊び、遊具などで子どもは自由に遊びます。保育施設によって、外へ散歩や工作の材料を拾いに出かけることもあります。夏場はプールもあり、肉体的にもかなりハードです。
保育士は、常に気配りをしながら子ども全員にアンテナを張り巡らす必要があります。けがをさせない、関心や興味のあることを伸ばす努力をしています。集団生活におけるマナーなども保育施設から始まっています。
昼食後、子どもたちはお昼寝タイムですが、保育士は連絡帳にその日の様子や、各家庭への連絡事項を記載しながら、子どもの様子観察はしています。
夕方お迎えの時間で子どもたちが帰ると、清掃・整備・指導案や指導計画の作成、おたよりやその他の事務作業、活動の飾りつけ準備、行事などの準備や会議があります。
行事も年間で見るとひと月に1つはあるような感じで、子どものお誕生日などメッセージカードを渡す保育施設などもあります。子どもの成長を助ける保育士の仕事は、保育だけではなく地道な下準備が必要なのです。残業も多く大変なことも多いようです。
保育士の仕事で大変に感じることは?
保育士の仕事で大変に感じることは、体力勝負であり、拘束時間が長く、サービス残業も多い点だそうです。公立の保育施設だと異動があり、年齢を重ねてくると子育て支援センターなどの配属になることもあるようです。
私立では異動はありませんが、体力的・注意力の衰えは加齢とともに堪えるかもしれません。書類が多く、一人一人に作成するものや、行政に提出するものなど多岐にわたります。
子どもをお預かりしている間は、保育のみでその他の雑務は子どもが帰宅してからとなります。そのため、残業は多い傾向です。
事務員がいない保育施設だと、保育士が金銭の請求業務や日用品などの購入など業務にあるようです。保護者との関係や保育施設は女性が多い職場ですので、中には人間関係で悩む方もおられるようです。
保育士の仕事のやりがいとは?
子どもの保育に、多岐にわたる準備や雑務と気が滅入りそうですが保育士の仕事が続けられるやりがい、魅力は、子どもの成長がみられることが一番の理由だそうです。
赤ちゃんだった子どもが、なんでもできるようになり卒園していく姿をみると感慨深く、大変なことも多かったけれど保育士の仕事をしていて良かったと思える瞬間だそうです。
保育士の仕事は、子どもが好きであること、子どもの可能性を信じられる人が向いているのかもしれません。
保育士は子どもにとって初めての「先生」
保育施設は、家族の中から子どもが飛び出してくる初めての「社会」であり、「他人」と接する場所です。100%守ってくれる親と違い、社会のルールの根底を保育士が先生となりお手本を示しながら、他人との関り方を教えてくれるのです。
子どもの関心や興味を伸ばしてくれる保育士の仕事は、これからもっと大きな社会に、出ていく子どもの生き抜く力を担う一端です。未来ある子どもの可能性を開花させることができる素敵な職業が保育士の仕事なのではないでしょうか。
まとめ
保育士の仕事内容とは?やりがいや大変なことはある?
保育士とはどんな立場?
保育士の仕事のおおまかな流れ
保育士の仕事で大変に感じることは?
保育士の仕事のやりがいとは?
保育士は子どもにとって初めての「先生」