保育士 はたくさんの女の子が憧れる仕事の一つです。小さい子ども達の笑顔のために工作をしたり外で遊んだりと元気に動く姿を想像しますが、その 仕事内容 は日中の子どもの世話だけではありません。たくさんの準備があってこそ、子どもの成長を支えることができます。
たくさんの準備で笑顔をつくる保育士の仕事内容
保育士とは?
保育士とは子どもを預かり保育をする人です。「保育」という言葉を調べると「乳幼児を適切な環境のもとで預かり、心身ともに健康に発達できるよう教育すること」というような意味が出てきます。
一般的に「育児」と言われている家庭で子どもを育てる行為も保育と言うことができます。ですから、保育士とは「子どもの発達に関する専門的知識と資格をもち、特定の施設で子どもの世話をして成長を助ける人」ということになります。
保育士がいる施設といえば保育園ですが、働く場は保育園だけではありません。何らかの理由で保護者がいない、または保護者と離れなくてはならない子どもが暮らす乳児院や児童養護施設でも保育士が働いています。
また、長期間病院に入院している子ども達を援助するために保育士をおく病院もあります。仕事の場は保育園に限られませんが、通常は小学校入学前の0〜6歳の子どものお世話をします。
日中の仕事内容
こちらでは保育園での仕事内容を紹介します。保育士の仕事は朝早いです。
保護者が仕事に行く前に預けに来ますから、一般的に午前7時前後が開園です。登園時間は家庭によって違いますが、一人一人を出迎えて、出欠チェックとともに熱を測ったりして体調の確認をします。
保護者と離れる時に泣いてしまったりする子どもがたくさんいます。その際は子どもが元気に教室に入っていけるように対応します。
日中は体を動かす時間、積み木遊びやお絵かきなどの想像力を伸ばす時間など心身ともにバランスよく成長できるようにいろいろな活動を取り入れます。
周りに危ないものはないかなどの安全確認があったり、お友達の輪に入っていけない子はいないかなどと子ども達の様子を確認したり、気が抜けるときはありません。
食事やおやつのお世話もします。「いただきます」、「ごちそうさま」という挨拶や食べ方などマナーを教えるのも仕事です。食事中はアレルギーがある子どももいますから注意が必要です。
保育園にはお昼寝の時間がありますが、子ども達が寝ている間も忙しいです。この時間は連絡帳を書いたりしなければなりません。保護者との連絡用に子ども達一人一人に連絡ノートが用意されていることが一般的です。
一日の様子や体調だけではなく「きょうはピーマンを食べましたよ」とか「なわとびができるようになりました」などと成長の証も毎日書きこみます。
閉園後にするさまざまな準備
日中は子ども達のお世話で気が抜けませんが、保育園が閉園した後もたくさんの仕事があります。子ども達が帰った後の時間は次の日に向けてや行事の準備に費やされます。
まず、子ども達が安全に遊べるように教室の掃除やおもちゃの点検があります。それから、教室の壁や窓には子どもが作ったものや季節にちなんだ飾りなどが貼ってあったりしますが、そのような教室のデコレーションや製作などもします。
会議がある時もありますし、日誌やレポートを提出しなければならないこともあります。また、時間がかかるのが行事の準備です。
運動会やお遊戯会など年間行事に組み込まれている園全体での行事、年齢ごとに行ったりする七夕やクリスマスなどの季節の行事、クラスごとにお誕生日会がある保育園もあります。大小合わせて何らかの行事が毎月あることがほとんどです。
計画や物づくりと準備は大変ですし、行事によってはピアノやダンスなど保育士自身も練習が必要なことがありますが、子ども達が楽しみにしている行事ですから、熱がはいります。
また、このようにたくさんの準備があってこそ、子ども達が毎日笑顔で過ごせる環境をつくりだすことができます。
まとめ
たくさんの準備で笑顔をつくる保育士の仕事内容
保育士とは?
日中の仕事内容
閉園後にするさまざまな準備