味わいのある独特の音色を奏でてくれる楽器、 ハーモニカ 。子供のころに親しんだことがある方も多いのではないでしょうか。
あのころを思い出して、ハーモニカを本格的に始めたいと思っている 初心者 の方にハーモニカの種類や おすすめ のハーモニカについて紹介します!
ハーモニカを始めたい!初心者におすすめのハーモニカは?
ハーモニカには3つの種類がある
あまり知られていないかもしれませんが、ハーモニカは大きくわけると3つの種類にわけることができます。
それぞれについて、詳しくみていきましょう。
ブルースハープ
シングルリードハーモニカ、10ホールズハーモニカ、ダイアトニック・ハーモニカとも呼ばれることもありますが、一般的にはブルースハープと呼ばれています。
小学校低学年で吹いていたものと同じ種類のハーモニカです。
その名のとおり、10個あるいは10+αの吹き穴が一列に並んでおり、約1オクターブの音を出すことができます。
「ダイアトニック」と呼ばれる各キー(CやFなど)の「ドレミファソラシド」を奏でることができます。
特殊な技術を使って半音(#や♭)を奏でることができますが、初心者には難しいと言われています。
演奏できるキーが決まっているため、演奏したい曲に合わせて使い分けをする必要があります。
クロマチックハーモニカ
スライド式ハーモニカとも呼ばれることがあります。外見はブルースハープと変わりませんが、側面にレバーがついておりそれをスライドさせることにより簡単に半音を奏でることができるようになっています。
そのため、ピアノと同じようにドから高いドまでを12の音階(ド・ド#・レ・レ#・ミ・ファ・ファ#・ソ・ソ#・ラ・ラ#・シ)で演奏することができます。
半音を簡単に鳴らすことができるという点では、初心者にも演奏しやすいタイプだといえます。
複音ハーモニカ
トレモロ・ハーモニカとも呼ばれることがあるように、微妙にビブラートがかかった音を簡単に演奏することができるハーモニカです。
その秘密はリードにあり、1つの音に対してつけられた2つのリードが、音色が少しずれるように調律されているところがポイントです。
演奏をするために特殊な技術は不要ですが、上下に並んだ2つの穴を同時に吹いたり吸ったりする必要があります。
演奏したい曲に合わせてハーモニカを選ぶなら?
「こんな曲が演奏したい」と思ったところからハーモニカを選ぶなら、どうすればいいのでしょうか。
バンド形式で演奏したい
ロック・ブルース・フォークソングなどバンド形式でハーモニカの演奏をしたいとお思いであれば、ブルースハープがおすすめです。
ただし、演奏できるキーが決まっているため、のちのちは多くの本数のハーモニカを所有する必要が出てくるかもしれません。
ジャズやクラシックを演奏したい
半音を簡単に演奏できる、不協和音を出すことがある、などを考慮するとジャズやクラシックのハーモニカ演奏にはクロマチックハーモニカがおすすめです。
半音の演奏がしやすいため、どのようなキーの曲でも1本持っていれば対応することができます。
懐メロを演奏したい
演歌・童謡・民謡など、ノスタルジックな印象であたたかみのある音楽を奏でたい方におすすめなのが、複音ハーモニカです。音に厚みが出せるので、曲によく合います。
初心者におすすめしたい初めてのハーモニカはこれ!
これからハーモニカを楽しみたいという方には、たった1本で半音を含めた完全な3オクターブの演奏ができるハーモニカをおすすめします。
それがTOMBO社から販売されている「クロマチックハーモニカ 44穴 シングル S-50」です。
吹き穴が上下に44個空いていますが、これはピアノの白鍵・黒鍵と同じように1つにつき1つの音が出せるようになっています。
穴の並びもピアノと同じですので、下段では白鍵の音、上段では黒鍵の音を出すことができます。
半音を出すためにレバーの操作も不要ですから、初心者の方でも楽譜が読めさえすればすぐに練習に取りかかることができるのがポイントです。
演奏しやすい穴の配列・音階の豊富さ・TOMBO社製というクオリティでありながら、価格は2,000円台という魅力的な製品になっています。
ハーモニカの上級者になっても使い続けることができますので、初めてのハーモニカはこの一本をおすすめします。
まとめ
ハーモニカを始めたい!初心者におすすめのハーモニカは?
ハーモニカには3つの種類がある
演奏したい曲に合わせてハーモニカを選ぶなら?
初心者におすすめしたい初めてのハーモニカはこれ!