楽器の名前はカタカナで書かれるものがほとんどです。英語でも同じだろうと思いがちですが、日本語は英語以外の言語からも影響を受けていますから、各 楽器 の名前は、 英語 とは発音が違う場合や英語ではない単語の場合もあります。
英語の勉強にもつながる楽器の話
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楽器の種類
「音楽」が『music』だというのは知っていると思います。それでは、「楽器」はなんでしょうか。答えは『instrument(インストルメント)』です。
そして、楽器は大きく弦楽器、管楽器、打楽器の3つにわかれます。「弦楽器」は『string instrument』ですが、通常は『Stirngs』と言われています。
「管楽器」は『wind instrument』ですが、金管楽器『Brass』と木管楽器『Wood Wind』に特定されて話に出てくることが一般的です。そして、「打楽器」は日本語でも馴染みがある『Percussion』です。
弦楽器
弦楽器はカタカナ表記とほとんど同じです。通常オーケストラにある弦楽器はヴァイオリン『violin』、ヴィオラ『viola』、チェロ『cello』(表記は「c」ですが発音は「チェ」のままです)、コントラバス『contrabass』です。
コントラバスは『contrabass』という単語がありますが、一般的には『double bass(ダブルベース)』と言われています。
そのほかに、コンサートで聞く機会があるのが、マンドリン『mandolin』やハープ『harp』でしょう。
また、通常のオーケストラコンサートで使われることはありませんが、習い事として大変人気がある弦楽器がギター『guitar』とウクレレ『ukulele』でしょう。
ギターは「エレキギター」の場合は『electric guitar』、「ウクレレ」は発音が『ユークレレ』となることに注意してください。
管楽器
オーケストラやブラスバンドではたくさんの管楽器が使われています。
一般的に使われている木管楽器は、フルート『flute』、オーボエ『oboe』、クラリネット『clarinet』、サックス『saxophone』、ファゴット『bassoon(バスーン)』です。オーボエは発音が「オーボー」になることに注意してください。
そして、金管楽器は、トランペット『trumpet』、ホルン『horn』、トロンボーン『trombone』、ユーフォニウム『euphonium』、チューバ『tuba』ですが、ホルンとチューバは発音に気をつけなければなりません。
ホルンは「ホーン」です。ホルンはもともと角笛から発展した楽器です。角笛の「角」は英語で「ホーン」です。このような楽器の歴史や豆知識があると、英語の語いを増やすのに役立つかもしれません。
また、チューバの発音は「チュ」ではなく「トゥ」で「トゥーバ」になります。それから、日本だと学校で習うことが多い楽器にハーモニカ『harmonica』やリコーダー『recorder』があります。
反対に、英語圏の国だとバグパイプ『bagpipe』を聞く機会が多いです。
打楽器
打楽器は、演奏する音楽の種類によって大小さまざまな楽器があります。子どもにも親しまれているのは、カスタネット『castanets』、トライアングル『triangle』、タンバリン『tambourine』でしょう。
マリンバ『marimba』など種類がいろいろある鍵盤型の打楽器は、日本語でも日常会話では木琴や鉄琴と言ったりしますが、英語でも『xylophone』が通称で使われています。
『xylophone』は楽器に馴染みのある人は「シロホン」と言っていますが、英語での発音は「ザイロフォン」です。「x」の発音は英単語として知っていると思っていたものと違うことがよくあります。
楽器ではありませんが、日本では甘味料として一般的に知られている「キシリトール」が同じような例です。英語でも『xylitol』ですが、発音は「ザイリトール」です。
それから、打楽器と言われたらドラム『drum』を思い浮かべる人が多いでしょう。ドラムは太鼓のみを指しますから、ロックバンドなどで使われているシンバル『cymbal』などとセットになっているものは『drum set』です。
また、和太鼓は『Japanese drum』ですが、和太鼓パフォーマンスは世界的にも有名ですから、英会話でも『taiko』で通じることが多々あります。最後に、打楽器の王様と言われるのがティンパニー『Timpani』です。ティンパニーを叩くバチは『timpani sticks』です。
まとめ
英語の勉強にもつながる楽器の話
楽器の種類
弦楽器
管楽器
打楽器