ドラム またはパーカッションを習いはじめた人がまずはじめに買うのが スティック でしょう。「大きな物ではないのだから、かばんに入れればいいのではないか」と思うかもしれませんが、 ケース は持ち運びのためだけではありません。
実用的かつカッコいいドラムスティックのケース
収納のためだけではないスティックケース
ドラムのスティックにはいろいろな種類があります。木の素材、持ち手部分の太さ、先端部の形などが違います。
また、演奏をする曲によってはスティックだけではなく、マレットやブラシなども使います。ですから、ドラム奏者は数種類のスティックを持っているものです。
そのように何本ものスティックがごちゃ混ぜにならないように整理して入れておけるのがスティックケースです。また、ケースは持ち運びの時に使うだけではありません。たいていのケースはフロアタムに吊り下げられるようになっています。
演奏途中にスティックが折れたからすぐに交換しなければならない時や演奏途中にスティックからマレットやブラシに持ちかえる時などにスティックが種類ごとに入っていると取り出しやすいです。
ですが、初心者の場合、スティックはとりあえず1セットしか持たないことが多いでしょう。その場合でもケースは必要です。スティックをかばんやリュックにそのまま入れていると木くずが出て汚れますし、ほかの物の取り出し時や移動中に折れたりしやすいからです。
ドラムスティックのケースを買う時のチェックポイント
ドラムスティックのケースを買うときの第一のチェックポイントは「スティックを何本入るのか」ということです。今は1セットしか持っていないかもしれませんが、後々ほかの種類のスティックを買い足していくだろうということが予測できます。
そういう場合は、何セットか入るケースを購入しておけば、ドラムをつづけていくうえで再度買い足さなければならないという状況を防ぐことができます。とりあえず1セット入ればいいということであれば、1,000円前後で買えるシンプルなケースもあります。
第二のチェックポイントは「スティック以外に何を一緒に入れるのか」です。前述のようにドラムの演奏に使うのはスティックだけではありません。マレットやブラシなどを持っている場合は、それらの物が入るのかどうか確認します。
また、見落としがちなのがチューニングキーの存在です。ある程度の価格のケースだと、チューニングキー専用のフックがついていたり、小物収納用のポケットがついていたりします。
また、スコアなどが一緒に入れられる大きめのケースもあります。そして、最後がデザインです。黒っぽいマスキュリンなデザインが多いですが、カラフルなケースもあります。
持ち運ぶだけではなく、演奏中にもそばに置いておくことが多いですから、自分やバンドのスタイルに合ったケースを探すと長く使えるでしょう。
値段はシンプルなものなら1,000円しないケースがあります。大きめで素材にこだわったケースだと5,000〜10,000円くらいです。
値段で比較するドラムスティックのケース
前述のように、ドラムスティックのケースは材質や収納量により値段もさまざまです。
1,000円以下のケースもスティックが1セット以上入れられるものがありますが、仕切りがなく種類ごとにわけて入れることはできません。
ですが、たいていのケースはドラムにかけておけるベルトもついていますし、数種類のスティックを使わない初心者には十分な品質です。
一般的に3,000〜5,000円のケースを使っている人が多いようです。この価格帯だと仕切りがあって数種類のスティックが整理して入れられます。ドラムにかけられるようになっているものや立てて置いておけるようになっているケースもあります。
フロアタムにスティックケースをかけると音の伸びが悪くなると感じる人もいるので、そのような人はケースを立てて使えるデザインのものを選びます。
この価格帯のものも丈夫で長く使えますが、これより高額のケースだと、革などの強い材質で縫製がさらにしっかりしています。考え抜かれたデザインはとても機能的です。また、楽器メーカーではなく鞄メーカーが製作したスティックケースもあります。
まとめ
実用的かつカッコいいドラムスティックのケース
収納のためだけではないスティックケース
ドラムスティックのケースを買う時のチェックポイント
値段で比較するドラムスティックのケース