自宅の雰囲気や用途にちょうどいい テーブル が、なかなか見つからないことがあります。高さや、大きさが合わない、デザインや色合いがいまいちという事はよくあることです。そんな時は、テーブルを DIY してみてはいかがでしょうか。
初心者でもわかるテーブルの 作り方 の基本をお伝えします。
DIYでちょうどいいテーブルの作り方
テーブルの仕組み
テーブルの仕組みは、物を置く「天板」とそれを支える「脚」部分にわけることができます。しかし、天板と脚をつけただけでは安全に使用するだけの、強度がありません。
一般的に、脚に、横長の「幕板」や水平方向の補強を強めるための「貫」や「つなぎ貫」が必要となってきます。DIY=お手軽感がありますが、安全性も考慮しなければならないといえるでしょう。
テーブルの強度の持たせ方はさまざまで、幕板部分と脚に直角三角形の木やL字金属をあてがい補強する方法などもあります。
テーブルは、天板と天板を支える脚、天板と脚をつなぎ、あらゆる角度からも耐えられるよう補強がされている仕組みであることを、理解しておく必要があります。
テーブルをDIYするのに必要な物
テーブルをDIYするのに必要な物は、必要な大きさのテーブルを作るための天板・脚の部分の木材や、組み立てる際にビスなどでつなぐ場合には、皿タッピング、空いた穴を埋めるための丸棒、木工ボンド、カンナやサンドペーパーなども必要です。
インパクトドライバーやサンダーなどの電動工具があれば便利な道具ですが、本格的な物は一台5万円くらいします。あまり頻繁に使わない場合には、レンタルや、木材の購入時に必要なサイズにカットしてもらえる有料サービスもあります。
好みの色に塗装したい場合には、塗装用品の準備や、周囲への汚れ予防対策、塗装した木材を乾かすための場所なども考える必要があります。
テーブル作り成功の秘訣は?
テーブル作りを成功させるには、しっかりとした構想を練り図面に起こしてみることです。
テーブルに強度をいかにしてもたせるかになってきます。デザイン重視ばかりしてしまうと、使い勝手がいまいちということも起きかねません。
テーブルの脚の組み方には、ネジや釘を使うものだけではなく、相欠きつぎという木材だけでつなぎ合わせる手法もあります。
それなりの技術が必要ですが、見栄えもよく、木を組み合わせることで、しっかりとした強度を持たせることが可能です。このような手法は、専門的な分野ですので、マネできるというものではありません。
地域で開催されるDIY講座などでコツを習う、その道の職人に教えてもらうのも方法かもしれません。
簡単なテーブルの作り方
誰でもできる簡単な皿タッピングを用いたテーブルの作り方をご紹介します。
シンプルなテーブルですので、天板や脚の長さや形に変化をつける、さまざまなアレンジがきくので作り方を覚えておくといいのではないでしょうか。
好みのサイズを計測したら材料を調達しましょう。
必要な材料は、天板2枚(SPF材など)・テーブル脚用の角材4本・補強のために幕板として使う2×4材(6F)、丸棒Φ10、皿タッピング(天板2枚の厚みから突き抜けずに2枚に刺さる長さの物)を用意します。
塗装を施す場合には、好みのものを購入します。使用する場所によって塗料を選ぶことも必要です。
必要なパーツに切断ができたら、まずは脚部分の加工をします。カンナをかけて表面を滑らかにします。カンナの刃はほころんでいない良いものを使うと木の繊維をうまく切断してくれます。
脚組を作っていきます。幕板と脚部分をつなぐため、脚に2方向から、Φ9程度の穴あけをします。穴の深さは3センチほどで十分です。
2つの穴あけの位置はずらす必要がるので、穴あけ前にすべての脚に墨付けしておくといいでしょう。幕板と脚を組んだら、テーブルの枠組みが完成です。
上から押す、ぐらつきがないかなど確認することが大切です。強度が足りない場合には、貫やつなぎ貫を施すことも考慮しましょう。
2×4材(6F)の端材で直角三角形を4つ作り、テーブルの枠組み上部のそれぞれの四角に、切った木材をボンドでつけた後、下穴を開けてビスで固定します。
ビスをあけて空いた穴には、ボンドを注入後、丸棒Φ10を埋め込み、のこぎりで切断し、平らになるように、やすり掛けかサンダーで研磨します。丸棒の先端は金づちで、叩いてからの方が、ビス穴に入りやすいです。
1枚目の天板の取り付けは、脚の幕板と天板の中間点にそれぞれ印をつけ、印を合わせて固定します。2枚目の天板にボンドを多めに塗り1枚目と張り合わせます。
テーブルを逆さまにし、貫通しない長さの皿タッピングで固定します。合わせ部分を、やすりやサンダーで研磨し面取りをしたら完成です。
まとめ
DIYでちょうどいいテーブルの作り方
テーブルの仕組み
テーブルをDIYするのに必要な物
テーブル作り成功の秘訣は?
簡単なテーブルの作り方