植物を鉢に植えつけてそだてつつ手入れをして小さく仕立てます。すると自分が小さくなって大きな風景を眺めている気分になる、それが盆栽 の楽しみです。
盆栽は 作り方 によってまさにその境地を楽しみ、深めていける独特のおもむきがあるものです。寄せ植えで林の風情に作ることもできます。
はじめて自分で仕立てる!小さな盆栽の作り方
盆栽をはじめるにあたって
まずはどんな植物を栽培してみたいか盆栽にしてみたいか選びます。それにはお手本となる盆栽の例を本などで調べてみるとよいでしょう。
さまざまな植物を盆栽にすることができますが、初心者のうちはすでによく盆栽に仕立てられる植物の中から選択するほうがよいです。
盆栽づくりに慣れてくるといろいろな植物が扱えることがわかってきます。
習うつもりでうまく作っている人の方法を忠実にまねてコツをつかめたら、自分なりに作っていく手順を踏むと失敗しにくいです。
植物によってはその地域で育てやすい入手しやすいものがありますので、初心者の方の場合にはそのようなものからまず手はじめに選んで育ててみるとよいでしょう。
盆栽に準備するもの
盆栽をはじめるにあたって盆栽を扱っている店に出向いてそこの店員にたずねてみるのがよいでしょう。最低限必要なものについてたずねればふつうは教えてもらえます。
まずは育ててみたい植物の中から初心者向きのものをえらんでもらうとよいでしょう。
最初のうちは丈夫な木本(木)のなかから選ぶといいです基本どおりに育ててみるとそれにこたえてしっかりと育つものです。
店の担当者から水やりのポイント、季節ごとの注意点、肥料や植え替え方法などを教わります。
世話のしかたは植物によって違い、慣れないうちはそれらに頭を悩ませることも多いですが、いったんポイントをつかむとその応用であることが多いです。
しかも仕立て方は千差万別で、いろいろな趣向を凝らしたものがあり奥が深と感じることでしょう。
若木の場合には前もって素焼き鉢(駄鉢)に植え付けて育ててから成熟させていき、化粧鉢に植え替えることがあります。これも植物の種類や状態に応じて使い分けられるものです。
また盆栽の鉢を置く場所には注意を払います。理想的には陽のよくあたる風通しのよい場所が理想的で、このような場所は多くの植物にとって快適で病害虫が出にくいです。
マンションのベランダなどは一般的にコンクリートの床で照り返しへの対策が必要となります。
鉢を置く棚(あくまでも安全に配慮したもの)やコンクリート面を覆うすのこなどを準備しましょう。これらは通気性をともないつつ熱をある程度やわらげてくれます。
盆栽に用いる土
盆栽では清浄な用土がたいせつです。さまざまな土があり、一般的には通気性とともに水もちがある程度必要になります。
一例として赤玉土、鹿沼土、川砂などにバーミキュライト、完熟した腐葉土などをブレンドしたものを使うことが多いです。
これに関しても植物によって好みがわかれます。そのため事前にそのことを調べておくとよいでしょう。
最近では盆栽に用いる植物の種類によって最適の状態にブレンドした製品がある程度売られています。最初のうちはそれを使ってみてもよいです。
土に関する注意点は、使う土は清浄な病害虫におかされていないものを用います。慣れないうちは市販品が無難です。
慣れてくると土に関しては再利用方法がさまざまありますのでそれを活用してみるとよいでしょう。
最近ではこうした基本的な盆栽に必要な品質の良い機材や用土が出回っています。信用のおける店ならば常時置いてあるのがふつうです。
なじみになっておき、シーズン前に前もって注文を伝えてから店に出向くとあわてずに済みます。
まとめ
はじめて自分で仕立てる!小さな盆栽の作り方
盆栽をはじめるにあたって
盆栽に準備するもの