簿記2級に合格するのには、すでに簿記3級を保持している方とそうでない場合ではかなり違ってきます。また平成28年度より試験内容が変更になりましたので、その点も影響します。
それでは、 簿記 の 2級 に合格するために 勉強 時間 はどの程度必要かについてご紹介します。
合格するために簿記の2級の勉強時間はどの程度必要か!
簿記2級の勉強時間とは
簿記2級に必要な勉強時間は、簿記の3級をすでに受験して資格を持っている方とそうでない方ではかなり違ってきます。
簿記2級をはじめて受ける方であれば、勉強時間は3カ月から6カ月ほどかかり150時間から250時間程度かかります。また簿記の3級の保持者の場合には2カ月から4カ月ほどとなります。
このように簿記の知識がなくはじめて受けるのであれば、かなり時間が必要となります。そして事前に3級に合格している方であれば、勉強範囲も狭くなりますので少なくてすむのです。
例えば月曜日から金曜日は、1日30分から1時間ほどし、土曜日と日曜日にはかなり時間をさいてその週の復習などを4カ月間ほど続けます。
また試験の1週間ほど前からは、1日に3時間以上勉強し全体で200時間くらいは勉強をするという方法もあります。
しかし個人によって勉強時間の確保の仕方については、生活スタイルにも関係します。ご自分に合わせた勉強計画と時間調整をしっかりとしてください。
簿記2級の試験範囲の改定前と改定後での勉強時間とは
平成28年6月から試験範囲が改定しましたが、改定前と改定後では勉強時間はどう変わるのでしょうか。
勉強範囲が試験範囲改定後は増えますので、当然難易度も高くなり勉強期間も必要となります。試験範囲の改定後は、勉強期間はおよそ1.5倍から2倍ほど必要になるということです。
その点を考慮すると目安として以前の簿記2級は2カ月から6カ月といわれていましたので、新しい簿記の2級ではかなり勉強時間が必要となり4カ月から8カ月になります。
勉強時間に関係する学習の仕方とは
平成28年度以降の簿記検定試験出題区分表の改定等という日本商工会議所からの情報では、今後試験に出なくなる内容が示されました。それは、次のような内容です。
今後なくなる項目としては特殊商品売買や社債、仕訳帳の分割、繰延資産、本支店会計での内部利益の除去や未達事項の整理を除いた部分となります。このことからこれらの部分を除いた内容から優先的に勉強をした方がよさそうです。
今後もかなり変更があり簿記の1級から出されるようになる内容もありますので、日本商工会議所のホームページなどをチェックする必要があります。
簿記2級を独学で合格するための勉強時間に関係して
難易度が平成28年の問題改正でかなり上がると言われていたのですが、簿記2級の試験の合格率は今のところ悪くなっていないという状況です。
難易度が多少上がった単元もありますが、簿記2級の勉強の仕方としては今までと同様に基本を抑え応用力を身につけるという対応で十分です。
簿記2級の変更内容は、主に商業簿記となっていますので工業簿記の範囲に影響することは今のところありません。難易度は今後も上がっていくかも知れませんが、独学で簿記2級に合格するには勉強時間と勉強法とを戦略的に計画して実施することが重要となります。
このように簿記2級の試験内容の範囲がかなり広くなり勉強時間も増える傾向です。独学で簿記の2級に合格するためには、テキストの選び方と勉強法とが勉強時間に影響を与えます。
内容の変更について対応できているテキストを選んで勉強をすることが重要です。今後の試験に適切に対応するためにも情報をしっかりと収集して勉強時間を早めに修正したりして対応してください。
まとめ
合格するために簿記の2級の勉強時間はどの程度必要か!
簿記2級の勉強時間とは
簿記2級の試験範囲の改定前と改定後での勉強時間とは
勉強時間に関係する学習の仕方とは
簿記2級を独学で合格するための勉強時間に関係して