簿記1級に独学で、受かるようにするというのは試験勉強も長期間にわたりますのでなかなか難しいと言われています。また独学の場合には、モチベーションの維持などでも工夫が必要となります。
それでは、 簿記 の 1級 を 独学 で勉強して受かるポイントなどについてご紹介します。
簿記の1級を独学で勉強して受かるポイントとは!
簿記1級を独学でするには
日商簿記2級と簿記1級の難易度は、比較すると格段に簿記1級が難しいのです。全商簿記や全経簿記などでも最高難度の簿記の検定となります。このような点から独学で簿記1級に合格するのは難しいと思われている方も多いでしょう。
また独学の場合には、学習教材も市販のもので勉強しますが、通信講座などとは違って学習計画や進度を自分で管理する必要があります。さらにモチベーションの維持という点でも自己管理能力を高くすることが大切です。
しかし日商簿記の1級に独学で合格するということは、十分に可能です。それには、独学で合格するための必要なポイントがあります。
簿記1級に合格する基準とは
合格するためには、合格基準を満たすことが必要な要素となります。日商簿記の1級の合格基準としては、会計学や商業簿記、工業簿記、原価計算の4科目の合計で全体の70%以上を得点するということです。
ただ、どれか40%に満たない科目が1科目でもあるとたとえ全体で70%以上の得点であったとしても不合格です。
独学で合格基準を満たすために必要な要素とは
合格基準を満たすための勉強として、必要な要素は次の2点となります。まず正答率が高いと言われている基本的な問題で確実に得点することです。そして苦手だと思う科目を作らないことです。
そのためには、内容を暗記するのではなく理解することや日商簿記の2級の過去の問題を95点以上、1時間30分以内には取れるという実力をつける必要があります。
そしてその力をつけながら簿記1級の勉強を進めることも大切です。そして過去の問題などを復習練習して、同じ問題を繰り返して何度も解くことも重要です。
基本的な問題で確実に得点することとは
日商簿記1級では、正答率が高い基本的な問題の配点が高くなります。そこでしっかりと基本的な問題を解答することでかなり得点をとることができるのです。
そして日商簿記の2級の練習をしっかりとするのは、2級の検定試験で出題される問題は、1級の受験生からすると全てが基本的な問題となるからです。
その点から2級の問題を失点してしまうと基本的な問題に正解できなくなり、1級の合格からは遠のいてしまうことになります。
さらに簿記2級の検定試験の問題が解けないものは、おそらく貴方にとってその科目は苦手なものと考えられます。そのような面でも基本的な問題を解けるようにしていないと各項目の40%の得点を獲得する事が難しくなるからです。
暗記ではなく理解することとは
日商簿記2級までの場合には、比較的出題パターンなどが決まっていますし内容としても少ないので暗記を中心として過去の問題演習中心でも合格することは可能です。
しかし分量が簿記の1級になると段違いに増えますし難易度も高くなります。過去の問題の演習をするだけでは出題パターンが多彩になりますので対応できなくなるのです。
さらに会計学では、必ず基本的な問題を得点するためには理解をしているということが必要となります。暗記だけでは、ご自分が知っている問題は回答できますが、知らない問題は解けないので基本的な問題で確実に得点できなくなるからです。
点数を簿記1級で取るためには、理解することが暗記だけでなく大切になります。
このように簿記1級の資格試験は、かなりの練習が必要な学問となります。練習量が不足しているとミスが多くて得点が安定しないだけでなく、時間が解答にかかってしまうという状態になることになります。
練習量については、1回目から完答できた問題でも最低3回、できれば6回程度は解くことが大切です。
しっかりと内容を理解して練習を重ねれば、簿記1級に独学でも合格することは可能です。
まとめ
簿記の1級を独学で勉強して受かるポイントとは!
簿記1級を独学でするには
簿記1級に合格する基準とは
独学で合格基準を満たすために必要な要素とは
基本的な問題で確実に得点することとは
暗記ではなく理解することとは