いろいろな国でたくさんのメーカーが バイオリン の ケース を生産しています。種類もさまざまで、一見バイオリンが入っているとは思えないようなケースもあります。
大事な楽器を入れるケースですから、丈夫なものがほしいですが、持ち運びを考えると重さも考慮しなければなりません。
機能性とファッションを兼ね備えたバイオリンケース
ニーズと好みを取り入れたケース選び
バイオリンのケースにはいろいろなデザインと材質があります。購入の際は、ハードケースかソフトケースかの選択からはじまって、四角か三角かバイオリン型かの形を選び、収納用か持ち運び用かの用途も考えなければなりません。
持ち運び用の場合は、ファッション性にこだわる人もいますし、重さも重要なポイントになってきます。値段も1万円くらいのものから20万円くらいのものまでさまざまです。
演奏には関係しないケースですが、大切な楽器を守るものですから、きちんと吟味して、信頼できるメーカーのケースを選ぶ必要があります。
安心の国産メーカーTOYO
東洋楽器は主に弦楽器のケースを製造している日本のメーカーです。TOYOと表示されて販売されています。国内生産と軽量にこだわったケースはモデルによっては2kg以下を実現しています。
また、堅牢さと日本の多湿の気候を考慮した気密性を兼ね備えたハイクオリティーなケースです。四角型とバイオリン型があります。そして、国内線航空会社に機内持ち込み可能ケースとして公式に認定されているメーカーでもあります。
値段はハイエンドのケースでも7万円ほどです。 また、東洋楽器のケースではありませんが、和風にこだわって、国産の木製ケース(アルファケース製作所のもの)を西陣織の袋帯で包んだマロ・ジャポニズムというケースがあります。
これはNHK交響楽団のコンサートマスターが発案したハイクオリティーかつ美しいケースということで有名です。
楽器ケースといえばBAM
バム(BAM)は弦楽器のケースも管楽器のケースも手がけているフランスのメーカーです。楽器ケース専門の知識と技術で「楽器ケースといえばBAM」と言われるのが納得できる高品質なケースを製造しています。
また、ファッション大国フランスの名にふさわしい洗練されたデザインも人気の秘訣です。
カーボン素材を用いて耐久性と軽量を兼ね備えたケースの中でも人気なのが三角形のハイテックフォルムシリーズですが、わずか1.6kgです。色はグレー系が多いようですが、期間限定のデザインが出る時もあります。
機能性とデザイン性の両方へのこだわりから、他のメーカーよりも値段は若干お高めで、定番モデルは10〜15万円前後です。
お国柄がでているヨーロッパのメーカー
弦楽器といえばヨーロッパですから、バイオリンケースも高評価のものがたくさんあります。ドイツのゲバ(GEWA)は伝統的な木製ケースが有名でしたが、現在は四角型で軽量のIdeaシリーズが人気です。
イタリアのムサフィア(Musafia)はイタリア特有の機能美を追求した耐久性抜群のケースを生産しています。湿度計が基本装備されているデザインともに豪華なケースですから値段も重さも他のメーカーより上です。
また、クロアチアのメーカー、アコード(Accord)はカラーバリエーションが210色もあるケースを生産しています。
Eastmanのカラフルなケース
カラフルなバイオリンケースを流行らせたのがアメリカのイーストマン(Eastoman)です。カラーバリエーションは20色ほどですが、好みの色がない場合はオーダーすることができます。
2kgと軽量で、3万円以下の価格帯ですから、好きな色をいくつか揃える人もいます。
また、ファッション性にこだわりたい場合は、韓国のメーカーのラング(Lang)が革張りのものやベルトと内装をピンクに統一したものなどおしゃれなケースを製造しています。ですが、装飾にもこだわると、やはり重さにも影響が出てきます。
まとめ
機能性とファッションを兼ね備えたバイオリンケース
ニーズと好みを取り入れたケース選び
安心の国産メーカーTOYO
楽器ケースといえばBAM
お国柄がでているヨーロッパのメーカー
Eastmanのカラフルなケース