独学 で バイオリン を弾くことは可能なのでしょうか。弾きたい楽器の中でもバイオリンは多くの人に人気があります。その人たちのほとんどが、どうすれば効率よく上達できるのか、気になっていることでしょう。
今回は、バイオリン教室などに通うことなく、独学で着実にステップアップするための方法についてご紹介いたします。
バイオリン 独学で練習する場合の注意 ~独学のメリット~
バイオリンを独学で始める前に
まずバイオリンを独学で始めるにあたっては、「ちゃんと弾くことができるのだろうか」「一人で練習して上達するのか」とどうしても不安になりますよ。
ですが、多くの人はばく然と不安だけを感じ、結果バイオリンを弾くことそのものの一歩が踏み出せずにいます。
その一歩を踏み出すためには、まず独学にはどういったメリットがあり、どのようなデメリットがあるのかを知る必要があるでしょう。
メリットを知って「あっこういう独学にはこういう利点があるんだ」とあらためて理解を深めれば、独学のハードルも低くすることができます。
またデメリットを知って「こういう点に気をつけなければいけないんだな」とわかれば、それほど不安にならずに独学でバイオリンを始めることができるでしょう。
バイオリン独学のメリット
まずバイオリン独学のメリットについて紹介していきます。
独学の最大のメリットは、バイオリン教室に必要な費用がかからずにすむというものです。
バイオリン教室に必要な料金がどのくらいか調べたことがある人ならわかると思いますが、バイオリン教室の相場は1ヶ月2~3回、30分のレッスンでだいたい1万円ほどと、とても安いわけではありません。
指導を受ける時間分だけ料金も上がっていくシステムを採用している教室が多いので、上達のために必要なレッスン料は、1年だけで見てもそれなりにかかるということがわかると思います。
それが独学であればほぼ0円です。
教室そのものに通う必要もないので、自分に合わせて練習できることも独学のメリットの一つです。
今はインターネットで独学の人に向けての動画が配信されていますので、動画を見ながら練習することもできます。
かなり丁寧に作り込まれているものもありますので、独学を検討している人は一度見てみることをおすすめします。
バイオリン独学のデメリット
バイオリンで美しい音色を奏でるためには、それ相応の練習時間が必要になります。
この時間だけ練習すれば良いという明確な基準はありませんが、やはり一日2~3時間の練習を毎日している人が多いようです。
ただし、この時間はその間しっかりと集中して取り組んではじめて成果が出る時間です。
集中力を3時間連続で保つのはなかなかハードなことなので、何分か休憩を挟んだりしてメリハリをつけるほうが良いようです。
ですので実際は3時間以上、バイオリンと向き合う必要があります。
独学においては、この時間をどう確保していくか、そして集中力をどう高めていくかを、自分一人で行わなければなりません。
また独学においては、当たり前ですが自分ができているのか、できていないのかを把握するのは自分です。
その判断ができるようになるためには、あらかじめバイオリンの知識を豊富にしておく必要があります。
どの楽器でもそうですが、自分の演奏をフィードバックして、「ここはできるようになった」と練習の成果を実感することで自信につながります。
また「ここはこうしたほうが良い」「今度はここをできるようにしよう」という改善点を見つけることで、また次頑張ろうという気持ちになります。
こうしたバイオリンの上達の筋道が自分でわかっていないと、こんなに練習して意味があるのかと思うようになってしまいます。
最初はかなりあったやる気も、途端になくなりかねません。
結局は自分との戦い
バイオリンを独学で取り組み、着実に上達に結びつけるためには、このように想像以上に練習時間やバイオリンへの知識の勉強などが必要です。
正直かなり苦しいことの連続でしょう。
ですので、単純にバイオリン教室の受講費を浮かせたいからという考えで、独学を始めるのはあまりおすすめしません。
苦しいことというのは誰もが無意識のうちに避けるものです。
バイオリンの独学は苦しい毎日から逃げようとする自分に打ち勝ち、どれだけモチベーションを保つことができるのかが鍵となります。
そのためにも独学を急に始めるのではなく、まずはバイオリンの正しい知識を頭の中に叩き込み、練習計画を立てていきましょう。
バイオリンを独学した上で自分が何をしたいのか、何を目指しているのかと常に目標を意識しながら、そこに向かって計画を立てていくのがステップアップの近道です。
まとめ
バイオリン 独学で練習する場合の注意 ~独学のメリット~
バイオリンを独学で始める前に
バイオリン独学のメリット
バイオリン独学のデメリット
結局は自分との戦い