バドミントン で、キレのある スマッシュ を打つには、速度が重要です。多くの人が、どうすればもっと 速く スマッシュが打てるのかを試行錯誤しています。
練習方法やフォームの見直しなど取り組むべきことがいろいろあります。スマッシュを速くするためのポイントを見てみましょう。
バドミントンのスマッシュを速くするためのチェックポイント
フォームの見直し
鋭いスマッシュを打つには、プレイヤーがつくりだすエネルギーを無駄なくシャトルに伝えることが重要です。
シャトルに伝わる動力には、足を通して地面から伝わる反動とラケットをふることでシャトルに直に伝わる力の二つがあります。
これらをスムーズに組み合わせて、全力がシャトルに伝わっているかを確認するには、フォームの見直しが必要です。
下半身は、スイング時に体がブレないように膝がほどよく曲がって安定しているかを確認します。
上半身は、ラケットを振るときに、肩から肘、そして手首へとスムーズにエネルギーが移動しているかを確認します。
手首の回内運動に特に注目してください。ミラーの前で素振りをして自分でチェックすることもできますが、フォームの見直しには他者の目も大切です。
恥ずかしがらずにチームメイトやインストラクターに頼んでチェックしてもらいましょう。
ラケットの点検
なにごとも道具のメンテナンスは大切です。
バドミントンの場合はラケットとシャトルになりますが、定期的なラケットのメンテナンスもスマッシュを速く打つポイントになる場合があります。
ガットの張り具合がそれです。物理的に考えると当たり前のことではありますが、ガットのテンションが高いほどスマッシュは速くなります。衝撃が吸収されにくいからです。
ですが、初心者の場合、高テンションのラケットを扱いきれないことがよくあります。自分の筋力や技術に合ったガットの張り具合を探すことも上達の一環です。
そして、そのバランスは、シャトルを打ったときの音でわかります。
上手にシャトルが打てた場合は、手に伝わる感覚でもわかりますが、スパンッという気持ちのよい音も聞こえているはずです。
それから、ラケットの重さも再度確認してみましょう。バドミントンをはじめるときに「扱いやすいから」となるべく軽いラケットを選びませんでしたか。
ヘッドが重ければ、シャトルが当たったときのインパクトが上がりますから、スピードも上がります。ですが、ガットの張りと同じく、バランスが重要です。
ここでは、ラケットの重さと自分の筋力のバランスを見ることになります。
重いラケットを使いこなせる筋力がなければ、スイングが遅くなってスマッシュにスピードがでないからです。
自分の筋力や技術とラケットの状態のバランスが取れているかをチェックしてみるのもスマッシュを速くするポイントになるかもしれません。
打点と角度
鋭いスマッシュを打つには、打点をできるだけ高くするのがポイントです。打点が高ければ、角度がつきスピードも速くなるからです。
そのとき、ラケットの面の真ん中にシャトルが当たっているかも関係してきます。エネルギーはラケットの中心に集まっているからです。
高さを狙って、速く打とうとすればするほど力んでしまうのは自然なことです。ですが、力むと、せっかくのエネルギーがシャトルに伝わりにくくなってしまいます。
なるべくゆったりとした状態でスマッシュが打てるようにしますが、ここで少し注目してみるといいのが利き手(ラケットを持っている手)と反対の手です。
スマッシュを打つ際、ラケットを振るときに「シャトルが飛ぶ方向に反対側の手をあげましょう」と言われたりします。
このとき、あげた腕はリラックスしているでしょうか。ラケットを持っている手だけではなく、体全体が柔軟に対応できる状態を保っているかどうかもポイントです。
練習と筋トレ
スマッシュを速くするには、上記のポイントを意識しなくてもできるように習得しなければなりません。それには練習あるのみです。
フォームの確認で大切な素振りや打点を見極めて打つためのノック練習など毎日の練習が重要です。
ここに筋トレも加えてください。バドミントンで筋トレはあまりイメージしないかもしれませんが、スマッシュでスピードをだすにはラケットとシャトルのインパクト時にどれだけ力が加えられるかがポイントになるからです。
特にラケットを振るときに使う筋肉を鍛える必要がありますから、腕立て伏せや懸垂を取り入れましょう。
まとめ
バドミントンのスマッシュを速くするためのチェックポイント
フォームの見直し
ラケットの点検
打点と角度
練習