卓球は成人の腰くらいの高さの台の上で、ボールをラケットで打ち合い、得点を取るスポーツです。試合に勝つには、的確な判断とショットが常に求められます。
今回は的確な判断とショットをするための不可欠な知識である、 卓球 の 台 の大きさをご紹介します。
台の大きさを知ろう!【卓球プレイヤーに不可欠な知識】
卓球台の大きさ
卓球台の大きさは国際規格で統一されています。長さ2,740mm、幅1,525mm、高さ760mmです。卓球をただ楽しむサイズとして一回り小さめのものや、小学生など子ども用に高さが調節されたものもありますが、ほとんどの卓球台は国際規格サイズで揃えられています。
卓球台は非常に縦長です。自陣コートの長さは二等分したとしても1,370mmもあります。
成人男性の腕の平均の長さが約72cm(720mm)ですから、卓球をしたときにネット際でボールが止まってしまうと、エンドライン側から手を伸ばしてもなかなか取れない理由が、この数字からでもわかります。
卓球台の大きさを知ることで効率よくフットワークができる
では次に卓球台の大きさを知ることで何が変わるのか、そのメリットは何かをお伝えしましょう。卓球では的確な判断とショットによって相手から得点を奪うスポーツですが、それをするためにはフットワークが非常に重要な鍵を握ります。
なぜなら卓球はボールの動きが早く、相手の打球を見て打ち返しやすい場所に移動するまでの時間が短いからです。相手の打ったボールに対して、瞬時に回転のかけやすいボールをコントロールよく打つためのポジショニングを取るには、迅速なフットワークが欠かせないのです。
しかしただ計画性もないままにフットワークを磨いていては意味がありません。計画性のないトレーニングは試合で、十分な力を発揮しないものです。そこで卓球台のサイズを知ることが大切なのです。
卓球台のサイズを知れば、自分が卓球台の中心に立ったときに自分の腕が卓球台のどこまで届くのか、そして自どこから届かないのかがわかります。つまり相手の打球を見て、どのくらい自分が身体を動かせば良いのかがわかるのです。
そうなれば、このショットに対してはフォアハンドとバックハンドとどちらのほうが打ちやすいかが判断でき、それに合わせてフットワークを磨くことで無駄な動きを減らすことにつながるのです。
ラリーが長く続けば体力も消耗します。効率よくフットワークをしていけば、相手と持久戦になったときにも勝利を手繰り寄せることができるでしょう。
主導権も握りやすくなる
卓球台のサイズが試合に大きく関係することとして、もう一つあります。それは相手の打ちづらいところがわかることです。
卓球ではいくら強いショットを放ったとしても、相手の理想のフォームで打てる場所だと、それ以上に強く早いボールが返ってくることもあります。対処に追われるうちに相手に主導権を握られてしまい、試合運びも難しくなってくるのです。
卓球台のサイズを知っていれば、卓球台の真ん中に立ったときに自分の腕はどこまで届くのかがわかるように、相手のそれぞれの背の高さや腕の長さの大体を把握すれば、相手はどの場所のボールまで対処することができるのかが判断できます。
それによって例えば相手を外に追い出すような、卓球台の横幅をうまく使ったワイドショットを打ったあとに、次にどこに打てば相手が返しづらいかがわかります。
サーブを打つときも相手が上半身を乗り出さないと打てないような下回転をかけたサーブを打ち、その直後に卓球台の奥へ深いボールを打てば、相手も対処しづらくなります。
的確に相手を攻め、試合も有利に進めるためにもぜひ卓球台のサイズを知っておいてください。
自宅に設置するときの必要な広さがわかる
卓球台の大きさを知ることで生まれる最後のメリットを紹介しましょう。それは自宅に卓球台を設置するときに、どのくらいのスペースが必要かがわかることです。
もし近くに卓球を練習する場所がなくとも、ある程度自宅に余裕があるのであれば、卓球台を設置することで確保できます。国際規格サイズのものでも、3万円前後で購入できるのでそこまで負担はありません。
ただ卓球台のサイズを知っておかないと、思ったよりも狭くて練習にならなかった、という事態にもなりかねないのです。自分のプレースタイルでは、卓球台からどのくらい離れているのが理想なのかがわかれば、卓球台のサイズと計算して必要な自宅の広さが割りだせます。
なお、卓球台を設置してある程度の練習量を積めるような広さとしては、縦12m、幅6mが理想です。
まとめ
台の大きさを知ろう!【卓球プレイヤーに不可欠な知識】
卓球台の大きさ
卓球台の大きさを知ることで効率よくフットワークができる
主導権も握りやすくなる
自宅に設置するときの必要な広さがわかる